元気でフレンドリーな地元の人々の活気を感じる街、はま旅Vol.103「中田」編
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第103回は、中田駅周辺で「小さな春を探す」旅。元気でフレンドリーな地元の人々と触れ合いながら、安くておいしいものを堪能する。
ライター:若松 真美
意外な所で「いちご」に出会う(つづき)
取材で中田駅に来ている旨を説明し「のぼりが見えたから、ここ何かなぁと思って入ってみたの」と話すと「あはははははは! やだぁよぉ」と豪快かつ、可愛らしく笑うおかあさん。お知り合いの女性と雑談中だったようだ。ただ、残念ながらお写真はNGだった。
聞くと、生まれた時から中田にお住まいで、ご家族で農業を営んでいるそう。トマト、きゅうり、いちごなどを中心に、その時期によってほかの種類の野菜や果物を出荷するとともに、中田の何ヶ所かある直売所で販売をしているそうだ。
いちごは、作りはじめて10年以上とのこと。「いちご」と聞くと、栃木などつい県外を思い浮かべるが、横浜市内でも栽培はされているのだ。いちごに限らず、間近で新鮮な青果と生産者の顔を見ると、地産地消を心がけたいものだなぁと思った。
トマト(大600円、小500円)、イチゴ「紅ほっぺ(400円)」
老人会の方々からの折り紙。「色あせちゃってるの」とおかあさん
おかあさんはその後も「家族で売り子やってるのは私だけよ~。あははははははは!」といった調子でずっと笑っていて、筆者もつられて理由なく笑いまくってしまった。
次の目的地として、おすすめの公園を聞いてみると、2人、口をそろえて「しらゆり公園」とのこと。まだ早いかもしれないが、シーズンは桜が素敵で、なんでもここからすぐ近くとのことなので、しらゆり公園を目指すことに。
春といえば桜!
しらゆり公園は直売所から5分ほどの場所にあり、広々とした芝生のグラウンドでは、子どもたちが野球をしていた。
広~いグラウンド
青くなりはじめた芝生! ふかふか
とりあえず一周しようと歩いていると、芝生のグラウンドの隅に、ピンクの花をつけた木を発見。花の色が梅のように濃いピンクなのだが、この時期になっても梅って咲いているもの? と疑問に思いつつ近づいてみると、どうやら桜のよう。
あまり見かけない種類で、何という名の桜か見当がつかないが、とにかくめちゃくちゃ可愛らしい!
「春を発見」と一心不乱に写真を撮った。
遠くで見ても・・・
近くで見ても・・・とにかく可愛い!
通りがかりのおばさまと、何の桜か相談するが分からずじまい
再び園内を歩きまわると、となりの敷地には遊具などがあるよう。行ってみると、一瞬、お祭りでもやってるの? と思うほどにぎわっていた! こんなに活気ある公園を目にしたのは久しぶりだった。
こちらも咲きはじめの桜
遊具のある敷地へ到着
子どもから親御さん、年配の方まで人の多さに驚いた
またもや意外な場所に佇む店舗
公園をあとにし、疲れたのでカフェや喫茶店を探すも見当たらない。歩きまわり途方に暮れていると、建物の陰からモクモクと煙が漂っていることに気が付く。
「一体何だろう」と向かってみると、思わず「え、またこのパターン?!」と思ってしまった。スーパーの駐車場の一角に・・・こんどは焼き鳥屋さんを発見したのだ。ラジカセから演歌が流れているのが印象的。常連さんらしき人々が絶えないため近寄りがたいが、気になる・・・。隙をねらって取材を試みる。
駐車場の一角
一見何の建物か分かりづらい
近づくと・・・焼き鳥屋さん!
50~60円と安い!