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横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.11 古き良き時代の香りの「浜マーケット」でライター三浜が「ちいさい秋」を発見

ココがキニナル!

磯子のレトロな商店街「浜マーケット」で「ちいさい秋みつけた」! “みはマップ”を作成し、商店街内に掲示していただく

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ライター:三浜 詩央

秋の味覚満載! 童心に返ってレトロな商店街を探訪



国道16号沿いの「小島家」さんとは反対側、胸をくすぐられるような懐かしさのある、住宅街側の入口から探訪を開始。
 


「お買い物なら・・・何でも揃う浜マーケット」!


まず目に飛び込んできたのは、鮮やかな果物の山。りんご、梨、ぶどう・・・秋らしい果物も勢ぞろい。驚いたのは、一つひとつの大きさと、その価格。とってもお買い得! と思ったら、それもそのはず、訪れたちょうどこの日は運良く「特売日」!
 


主婦も小学生も三浜も嬉しい特売日です


毎月8日、18日、27日、28日は特売日。特売情報は公式ホームページでも知ることができるので、訪れる前には要チェック!

そんな超お買い得なこの日、最初にみつけたちいさい秋は・・・
 


片野青果店の
 

いちじく(1個50円)!


開業して55年だという片野青果店。2代目店主の片野さんはとても気さくな方! 1パック(5個入り)350円で販売していたいちじくを快くバラ売りしてくださり、お礼を言うと「いやいや、いいんですよ! 食べ方は・・・」と、なんとその場で豪快に食べ方をレクチャー!
 


「いちじく、1日10個は食べますよ」と片野さん


にゅるっ、と気持ちよく皮の剥けるいちじくは、さっぱりした甘さと熟れたバナナのような食感でとてもおいしい。
「ちいさい秋だけど、大きく販売しています!」というお言葉もいただけた片野青果店。

「はまれぽを見た」と言うとおいしい特選みかんを1個サービスしていただけるとのこと!元気をもらえるお店なので、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

アーケードをくぐると、少し薄暗くて、ひんやり涼しくて、非日常な感じがして、どきどきする。こんな商店街が日常のなかにあるっていいな。
 


この商店街で育った、なんて言える子が羨ましい!


続いて目に止まったのは、「大平(たいへい)屋」さんの和菓子。
 


浜マーケットにお店を出して40年
 

店先に「もみじ」。ちいさい秋みつけた!


自家製芋羊かん、栗どら焼きなど、和菓子屋さんのショーウインドウも秋色に染まる。太平屋さんは「あんこ」もお店の奥で練っているとのこと。三浜は迷いながらも「栗最中(150円)」をチョイス。「浜マーケット」には休憩スペースがいくつもあるから、あとでゆっくり座って食べよう。
 


栗の形でコロンと可愛い「栗最中」。残金は800円に
 

山崎さん夫婦。こちらでも嬉しい特典が!


「はまれぽを見た」と言うと商品を10個買うごとに1個プレゼント。商店街の方々の温かさが身に染みる・・・次は三浜の大好物なすあまを食べに来たい!

先へ進むと、一際目を引く人だかりが。
「ガチコロ!」で話題を呼び、はまれぽにも登場した「三角コロッケ」の「グルメショップ カネヒラ」さんだ。噂には聞いていたが、本当にすごい集客力・・・!
 


吸い寄せられるように、三浜も並ぶ
 

このボリュームで80円・・・安い!
 

ずっと食べてみたかった「三角コロッケ」が、目の前に・・・
 

コレとコレ、ください


条件反射で買ってしまった! ナスは秋ナスがあるからともかくとして、三角コロッケは「秋」というわけではないけれど、ここは「食欲の秋」ということで、ご愛嬌。

取材で来たことを伝えると、なんと超多忙のなか店内を見学させていただけることに。
 


店内からの光景。・・・目が回りそう!
 

続々と揚がる大人気商品、三角コロッケ
 

ちゃっかりシューマイをごちそうになる三浜

 
お写真はNGだったが、お店を支えるお母さん、兼平清美さんにお話を伺うことができた。
創業80年ほどになる「カネヒラ」が「浜マーケット」に出店したのは1948(昭和23)年のこと。清美さんのご主人の父にあたる方が、友人の勧めで始めたのがきっかけで、三角コロッケは創業時からのメニューなのだそう。


ここでも「はまれぽを見た」と言うと普段90円で販売している「三角コロッケ」を80円にしてくださるとのこと!

種類が豊富な「カネヒラ」のお惣菜。新しいメニューは従業員みんなで試食を重ねて編み出していく。息をつく暇もない繁盛店だが、いつまでもどうかお元気で営業を続けてほしい。ごちそうさまでした!