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横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.18 横浜最大級の商店数!?中山商店街で「こたつでナマケモノ快適グッズ」を一気買い

ココがキニナル!

野球選手よろしく勝手にオフシーズンを決め込む寒さ嫌いのナマケモノライター秋山が、「中山商店街」で冬ごもりのための快適グッズをチョイス!

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ライター:秋山 千花

こたつのお供、みかんを求めて。「八百三」



八百一?八百二?
 

「八百三だよ!」と三代目店主・粟竹(あわたけ)清治さん
 

粟竹さんが「よく仲間にもからかわれるんだよ」という看板が、大正時代から三代に渡って続く青果店「八百三」の歴史を物語る。「こたつと言えばみかんでしょっ!」と直撃取材を試みるも「うちなんかよりもっといい店があるでしょ。写真はハズカシイ・・・」と控えめなお母さん。

いえいえ、もう看板を見ればわかります! 商品を見ればわかります! お父さんとお母さん、お二人を見ればわかります! と強引に食いついて、お願いした理由は・・・

 


見ればおわかりでしょう、このみかんの数
 

「食べてみてよ」と勧められて試食させていただいたみかんは、もう色からして違う。

「今の時期は早生(わせ)みかんだね。皮が薄くて美味しいから袋ごと食べられる。みんな、みかんは愛媛だっていうけど、愛媛だってピンからキリまで。山が違えば全然違う」。

粟竹さんは産地へのこだわりだけではなく、経験と市場での人脈をもとに時期に応じた最高の味を仕入れている。利便性もあり、駅構内にあるスーパーの青果店を利用する客が増え、「八百三」も大きな影響を受けているが、それでもなお甘いみかんを求め「八百三」を訪れ続ける馴染み客がいるのは、粟竹さんの仕事に対する信頼があるからこそ。季節、産地、栽培方法による違い。たった1袋のみかんを購入するにも、粟竹さんの口からはいろいろな情報がもたらされる。

 


たくさん書かれた「甘い」の文字は粟竹さんの自信の表れ

 
「スーパーができて、コンビニができて・・・。さみしいけど、個人商店には厳しい時代になったよね」と粟竹さん。
あぁ、無念。「1000ぶら」が「万ぶら」だったら、私はきっと粟竹さんの仕入れたみかんを箱買いしていたことだろう。
  


貧乏旅なので箱買いは諦めて250円の「甘い甘い甘い」早生みかんを購入


みかんと煎餅を買ったところで残金は687円。
さて、次は何を買おう? と悩んでいると・・・。
 


お財布に優しいリサイクルショップを発見!


ここ「WEショップ・みどり」は、NPO法人WE21ジャパン・みどりが運営するリサイクルショップ。同店は、中山商店街に開店して約12年。
 
商品はすべて近隣住民や同団体の活動に賛同する方からの寄付によるもので、その収益はアジア・アフリカ地域や東北への支援に役立てられるという。ショップスタッフはほとんどがボランティア。商品の価格も湯呑100円、ニット帽500円など、リーズナブルなのが嬉しい。
 
NPO法人WE21ジャパンは「環境保全と女性の自立支援」を目的とする団体で、神奈川県全域で活動を行っている。1998(平成10)年厚木に1号店を開店し、みどり店を含み県内で56店舗展開している。
 


ボランティア店員の田中さん(左)と鈴木さん
 

店内には衣類や食器、雑貨など様々な商品がところ狭しと並べられている。
 

何かあったかいものないかなぁ・・・
 

おっ! これはっ!? 見つけたのはフリース素材のひざ掛け


お値段なんと100円! これは絶対買いでしょと早速購入。
誰かにとってはいらなくなったものでも、私にとっては快適な冬ごもり生活を送るための素敵なひざ掛け。「リユース・リサイクル」。「ちょっといい買い物したなっ」と満足しながら店を後にする。