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魚介が山盛りでご飯が見えない「海鮮ちらし」が800円!?吉野町の隠れた超人気店「海宝丸」に突撃!

ココがキニナル!

吉野町にある海宝丸の海鮮ちらしはご飯が見えないくらい入って800円! こんなんで儲けが出ているのか心配。(satochin0212さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

海宝丸の海鮮ちらしは「夜に来店してほしい」という想いが込められた、採算度外視のサービスランチだった!

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ライター:松宮 史佳

迫力の「海鮮ちらし」を実食!



・・・オーダーして約1時間。ついに松宮の目の前に「海鮮ちらし」が登場! 「おお~!」思わず叫ぶ松宮。
 


“海鮮ちらし”というレベルではない! これはもはや“海鮮盛り”だろう

 
魚介すべてが新鮮らしく、ツヤツヤと光っている。隣の女性によると、「マグロ・エビ・イカ・タコ・アナゴ」など15種ほどの魚介が入っているらしい!

しかも、なんと味噌汁付き(具は日替わり:当日はシジミ)なのだ! 
 


“おかわりOK”なのもうれしい! もう、太っ腹すぎる!
 

まずはマグロから

 
・・・見た目と違わず、超新鮮で美味しい! マグロは赤みだけではなくトロも! さらにネギトロも入っているのがすごすぎる。だが、これだけではない! 山盛りの海鮮を食べすすめていくと、“海の宝”がザクザクと出てくるのだ!
 


ホタテもぷりっぷりで甘い!


エビも2種類入っている!

 
この「海鮮ちらし」のすごさは量だけではなく、鮮度の高さと種類の豊富さだろう。味噌汁も付いて800円とは信じられない!
 


アナゴやイクラも!
 

なんと、タイも入ってる!
 

ブリとハマチは超肉厚で食べ応え十分!
 

特に味の良し悪しが出るイカとタコもやわらかく、鮮度の高さがうかがえる
 

卵焼きも甘すぎず、上品な味わいで美味

 

海鮮だけでなく、卵焼きにもぬかりなし!
 


こんなに大きなカニの爪まで!!!

 
量・質・種類すべてに大満足! この「海鮮ちらし」を食べると、「1週間頑張ろう」という気になる。

「ぜひ取材したい!」と思い、スタッフの方に申し込む。だが、「担当者は夕方に来る」との答え。お礼を言い、立ち去ろうとすると、黒髪の美女が登場。聞くと、ご担当者のようだ! 今日はホントに運がいい。取材交渉すると、「OK」とのこと。ランチ中はお忙しいので、夕方カムバックすることに!



「海鮮ちらし」に込められた想い



・・・午後5時。まだ開店前の店に再び現れる松宮。「海宝丸」を経営する「有限会社海宝丸」専務取締役の田邉由美子さんにお話を伺う。
 


エキゾチックな美女・田邉さん(残念ながら、ご希望により遠目から撮影)

 
母体である「海宝丸」は、タグボード(船舶を引く船)に食材を卸している会社。「海宝丸(店)」の創業は3年ほど前。もともと会社の事務所がある場所で営業していたが、お客さんが増えて手狭になったため、現在地に移転。
  
海宝丸(店)」のランチは平日のみ。11時半開店で、素材がなくなり次第終了。限定40人ほどだが、その日の仕入れ状況により異なる。現在、連日満席になるほどの人気だが「一切宣伝はせず、口コミのみ」だとか。

ランチのメニューは「海鮮ちらし」と「刺身定食」の二種類(どちらも800円)。刺身定食は基本的に海鮮ちらしと同じ。海鮮ちらしと同じ魚介が別盛り&ご飯が違う(酢飯or普通)だけ。

やはり、人気は「海鮮ちらし」。創業以来の人気メニューだそう。「海鮮ちらし」には15種ほどの魚介が山盛りだが、内容はその日の仕入れ状況により異なる。
 


まさに“海の宝”が山盛り!

 
どちらもご飯が見えないほどの海鮮と味噌汁が付いて“800円”とは安すぎる! 

なぜ、こんなに安く提供できるのか尋ねると、「食材の卸や弁当の仕出しを行うなどの事業を行っており、独自の仕入れルートがあるので新鮮な魚介が安く手に入る」とのこと。ちなみに、仕入れルートは「ヒ・ミ・ツ」。

取材時は3月だったが、消費税がアップした4月以降も値段&量は変わりなし。これはすごい!

「店は大丈夫なのか?」と心配になり、尋ねると「利益は追求していない」「ランチのお客さんが夜に来店してくだされば」と田邉さんが答えてくれる。最近はランチのお客さんが夜に来店することも増えているとのこと。

価格を抑えるために、スタッフはホール1人の最少人数で頑張っている。なので、料理を出すまでに1時間近くかかることもあるそうだ。その事情を理解し、時間に余裕を持って来店した方がよいだろう。