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横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

堀内孝雄氏と「南回帰線」でヒットをとばした滝ともはる氏が運営している「Paradise Cafe」ってどんなとこ?

ココがキニナル!

馬車道にParadise CafeというLive Barがあります。オーナーの滝ともはるさんは昔、堀内孝雄さんと「南回帰線」でヒットをとばした方で、MCがおもしろいです。(brooksさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「食と音楽でお客さんを元気にしたい」という滝氏の気持ちがあふれているお店。MCはうわさに違わずおもしろく、観ているお客を魅了していた!

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ライター:細野 誠治

こだわりと、人と、店を幸せにすること
 
滝氏はフォーク歌手として名声を得るも、25歳で音楽活動から遠ざかってしまう。
生活のため、日雇いの肉体労働で家族を養い、その後、事業を立ち上げるも失敗と、氏の人生は波乱だったそうだ。32歳のとき、横浜の店でディスコバンドのボーカルとして再び歌を歌うまで畑違いの仕事を余儀なくされたという。
 


喜びは、悲しみのあとに

 
苦節、だろう。音楽の道に戻ってきた。そして全身全霊をかけた店はできた。しかしそれは、未だ道半ばだ。
 


壁に飾られた新聞記事


「これからは(お客さんを)待っているだけじゃ駄目だな。今まではライブが売りの“滝ともはるが歌う店”。でもこれからは新しいことをやっていきたい」と語る。
 


「音楽は“心の栄養”。演じる側も、受け取る側もね」と滝氏

 
パラダイスカフェは、変化の真っ最中だそうだ。
「ここで歌いたい人にライブハウスを解放します。プロアマ問わずにね」
  


歌いたい人が歌える場所に

 
食のあり方も変えていこう。
「この辺りのランチは500〜600円。コストパフォーマンスでは勝てないけれど、1000円で“えっ!? こんなものが食べられるの?”っていうものをランチで提供しようと思っています」
 


料理の美味しさも店の自慢。写真は特製のスペアリブ

 
ランチと来たら、次はティータイムも。
「月イチで代官山のケーキショップ、松之助NYのパティシエが作ったアップルパイと、紅茶を楽しむ会を開いています」

「食も音楽(ライブ)も、健康と元気を提供する店にね。なんて楽しく! なんて元気に! そんな店にしたいんです」と滝氏。
 


食、音楽。元気と健康を


そろそろライブの時間が迫る。キニナルにあった、あの疑問を聞いてみよう。

—MCが、すごく面白いそうですが・・・。
「・・・僕はステージに立つと、本音が出てしまうんですよ。スイッチが入って」
 


インタビュー風景。話の面白さって、語る人の「空気感」でもあると思う

 
「政治や経済の難しいことではなく、58年間生きてきたオヤジの、さらっと出た本音がウケてるんじゃないかな・・・」

人が生きてきた人生の重み、辛さや苦しみを越えてきた人の語る言葉だから、それが滲(にじ)んで伝わるんじゃないかな。面白さや冗談でも、だから笑えるっていう。そんな気がする。
 


さぁ、もうすぐステージだ


準備に追われる氏にお礼をして、今度は店内に眼を向けてみる。
お客さんも入り始めた。
 


匿名希望の常連さんと俺。初めて買ったレコードが滝さんだったそうだ
 

プロシンガーのアイシャさんもお客としてやって来た

 
ステージ前に腹ごしらえも。自慢の品々を出してもらう。
 


人気の「ゴルゴンゾーラのピザ」1200円
 

美味いです!

 
このピザ、すごいです! もし「横浜で美味いピザは?」と聞かれたら、筆者的に幾つか上げるうちのひとつです。決定!(本牧のイタガー<イタリアンガーデン・IG>とか、今はない大倉山ロメロとか、ね)
 


自家製さつま揚げ(800円)
 

歯ごたえがいいッス

 
店で揚げるだけに熱くて美味い。中の荒切り野菜がアクセント。
オリーブオイルでいただくんですが、すり身と野菜の潤滑油として、するする食べられます、これ。
 


醤油味の特製スペアリブ(1500円)
 

ブ厚い、そして、うまうま・・・

 
テーブルに来た瞬間、ぷぅんと醤油のいい香りが。頬が震える味。
 
ドリンクも充実。ホンの少しだけ紹介。
 


ドン・クリストバル・マルベック12年(800円)。優しさと、光沢を感じる一杯
 

苺のフレッシュフルーツカクテル(ノンアルコール)800円。濃厚な甘い苺の果実感たっぷり