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まるで秘境、戸塚にあるすごい施設「横浜南フィールドアーチェリーコース」に突撃!

ココがキニナル!

戸塚区に横浜南フィールドアーチェリーコースという所があります。なかなかハードルの高そうなスポーツですがぜひ体験レポートお願いします。今から腕を磨けは東京オリンピック出場も夢ではない!かも。(たこさん)

はまれぽ調査結果!

大自然の野山に設置されたターゲットを狙うフィールドのアーチェリー場。初心者から上級者まで楽しむことのできる穴場スポットだった

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ライター:細野 誠治

いよいよフィールドへ。吉田、伝説の第一歩



時間にして30分ほど。何度も矢をつがえ練習をする吉田。するとここで崇さんから「じゃあそろそろフィールドコースに出ましょうか?」とのお誘いが。
吉田:「よし・・・」

吉田はブレない。
 


いよいよフィールドコースだ


ここで崇さんに、こっそり聞く。
オレ:「フィールドアーチェリーって、オリンピック競技になるんですか?」
崇さん:「・・・いや、オリンピックは普通のアーチェリーだね」

吉田の夢、戸塚の山中でこっそり終わる。
オレ:「フィールドアーチェリー、オリンピック競技じゃないって」
吉田:「練習すれば大丈夫ですよっ! その内、フィールドアーチェリーだって競技種目になるかも・・・」

と、ここでオリンピック候補希望(吉田)とサポートメンバー2名(オレ、ヤマギシ)に激震が走る。
 


スゲェェエエェェーーーーッ!


山の急斜面に現れる第一コース。ターゲットまでの距離、40メートル。
練習30分の吉田に当てられるワケがない。ということで吉田は10メートルの距離から射ることに。
 


黒のターゲットは中心の黄色が6点。以下、外周に向かい1点ずつ減点


遂に吉田、オリンピックへの道が始まる。さっそく行ってみよう。
目線より高いターゲットへ3連射。1射目、2射目・・・
 


バスッ! っと3射目(吉田、18点中1点)


フィールドアーチェリーのコースは全部で12。順に巡り矢を射ち、合計得点を競う競技。
平場でのアーチェリーはターゲットと矢がほぼ水平なのに対し、フィールドアーチェリーでは入射角がさまざまに変化をする。
さらに天候や風向き、風速などの自然環境が加わるため(重力も)、毎回状況を読むという心技体に加えて頭脳が求められるスポーツなのだ。
 


どうして日の丸を背負えると思っちゃうんだ?


吉田のようなオリンピックを目指す者はともかくとして、初心者や競技者にとっては非常に奥深く、楽しいスポーツ。
野山をハイキングしつつ、コース上のターゲットを狙う様は、ゴルフに似て老若男女が参加できる。
 


トレッキングが気持ちいい
 

2番コース。距離5メートルからチャレンジ
 

2番コースのターゲット


このターゲットは縦に3つ並んだ円が4つ表示されているもの。競技者がターゲットを指定して上・中・下の3つを射つ(どの順番で射ってもOK)。
吉田、高らかに「右から2番目」を宣言。
 


結果・・・(18点中8点)


あれ? 当たるようになってきたよ。
 


この距離ですが


やはり当たると楽しいもの。吉田の表情も明るくなる。
吉田:「これ、楽しいです。ゴルフより楽しいかも」

足取りも軽くコースを進む吉田、上機嫌。
 


途中、コースで出会った皆さん


お三方は週に数度訪れているアーチェリー仲間。キャリアはさまざまで、数年から大学時代にサークルで習って出戻った方もいらっしゃるそうだ。
いつからでも始められて、ここで出会った仲間とともに楽しんでいる。
これも魅力のひとつなんだろうな・・・。
 


吉田:「アーチェリー四銃士です!」
 

ふれあい第二弾。吉田と同じく初体験の小学生の子と健闘を讃え合う
 

コース上には春の山菜が芽吹き、木苺などが実る
 

そして吉田はハマる・・・


コースもそろそろ中盤。吉田の野心がムクムクと湧き上がる。
吉田:「どうですか!? 才能ありますかっ!?」
崇さん:「普通です」
吉田:「初心者にしては光るモノがあるとかっ!?」
崇さん:「・・・初心者として、普通です・・・」
 


ふつうです
 

会心の1射もあれば、トンデモなく見当外れにブッ刺すことも・・・

 

トレッキングだけでも本当に気持ちいい


暖かい陽気のなか山中を進む。木漏れ日がキラキラしていて散策が楽しい。ここが横浜ということを忘れそうになる。
(オレが体験したかったくらい気持ちいい。細野的に激しくオススメします)
 


山頂には小さくてカワイイ畑も


トレッキングも終盤へ。山道が緩い下りになってゆく。
(終わっちゃうのが勿体ないくらいイイんだってば!)
そして最大のターゲットが出現する・・・!
 


最終12番。吉田が見下ろす先には・・・
 

うわぁぁぁああああああーーーーーっ!


その距離、40メートル。木々の間を縫った先にターゲットが。
ここで最強の初心者・吉田が奮い立つ。吉田の様子を見て、オーナーの崇さんから粋な計らいが。
崇さん:「試しに(初心者の距離ではなく)ここから射ってみましょうか?」
吉田:「はいっ!」(←ポジティブ過ぎんだろ・・・)
 


YO・SHI・DA! YO・SHI・DA!


長距離の射的。射った矢は重力の影響を受けて落ちて行ってしまう。それを計算してターゲットより上方を狙って射つ。
 


崇さんの的確なアドバイスから・・・
 

ロング・ショット!


当たったのか? 外れたのか?(オレは目が悪くて見えない)


どうなのよ?
 


!!! 当てやがった!!


ヤラセなし、一切なしで吉田、ロングショットを決める(得点は2点)。
オリンピック候補(希望)・吉田とサポートメンバーのオレとヤマギシ、一気にテンションMAX。
ターゲットの前で小踊りするブー・フー・ウー(吉田、オレ、ヤマギシ)。
※ここでテンション上がりすぎてオレとヤマギシ、写真撮るの忘れる。
 


お詫びに吉田の腹の写真を・・・


ノーカウントの長距離射的から仕切り直し、約1時間のフィールドアーチェリー体験が終了。崇さんからスコアカードの進呈。
 


フィールドアーチェリー初体験の吉田、スコアは65


吉田:「どうですか、僕のスコア。センスとか可能性とか・・・」
崇さん:「極々、普通です」

吉田のスコアは至って普通。初心者にとっては100点を超えるのが最初の壁だそうですよ。