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陸の孤島・本牧で「グルメマップ」が作れるか? Vol.02! スタミナ満点のステーキ店に突撃!

ココがキニナル!

個人的に「本牧」には特にパッとするものがなく、何か楽しめる街という印象がない。なので、これを見れば本牧が楽しめる「本牧マップ」みたいなものを作って!(ごめんねピーマンさん)

はまれぽ調査結果!

こだわりの大衆ステーキ店「ステーキハウス チェロキー」とリキシャルームの跡地にできた、長野県産にこだわる「ステーキハウス モーモー」を紹介!

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ライター:大和田 敏子

伝説のバー「リキシャルーム」の跡地にステーキハウス!



リキシャルームの取材は、とても印象に残るものだった。記事を書く中で、一時代を築いた本牧の最盛期について知ることができ、その後の本牧にも興味を持つようになった。
閉店後、ほかの飲食店が入り、その店も閉店。しばらく空き店舗になっていたようだが・・・
 


現在は、ステーキハウスになっている
 

ここ
 

階段を下りて店へ
 

半地下にもかかわらず、明るい店内


「店構えの感じから、高級店だと思われてしまうのが悩みなんです」と話すのは・・・
 


オーナーの小谷和彦(こたに・かずひこ)さん


「Steak House MO-MO-(ステーキハウスモーモー)」は、長野県で始めた店。2010(平成22)年7月に諏訪インター店(茅野市)をオープン。その後、松本筑摩店も開店し、3店舗目になる横浜本牧店が、オープンしたのは、2014(平成26)年5月。
 


レンガをあしらった店内はシックな雰囲気


小谷さんは、長野県の方? なぜ横浜にオープンすることになったのだろう?
伺ってみると、小谷さんは横浜出身。15年ほどカナダに住んでいた小谷さんは、留学でカナダに来た女性と恋に落ちる。それが奥さま。奥さまの実家が長野県茅野市だったため、帰国後は茅野市で暮らすように。・・・それで、茅野市にステーキ店をオープンというわけだそう。
 


ステーキハウスモーモー、登録商標のイラスト


ステーキ店というと、ファミレスのような店と高級店に二分化され、中間がなかなかない。寿司屋さん、焼肉屋さん、ラーメン屋さんなどには、行きつけの店、お気に入りの店があるのに、ステーキ店は? と言われた時、それがある人は少ない。・・・だから、そういう店を作りたかった。「普段、気軽に行けるような、安くておいしいステーキ屋を作りたかった」と小谷さんは話す。

それで、なぜ本牧に出店を?
長野の店は周辺に別荘があり、都会から来てくれるお客さんも多く、どうして東京や横浜に店を出さないのかと言ってくれる人も多かった。また、お子さんを、自分の地元、横浜の学校に通わせたいと思っていたこともあり、出店を考えたのだそう。
 


おしゃれなテラス席もある


この場所を見つけたのは偶然だが、当初は、交通の便が悪く、商売がやりにくいと、周囲からは出店を反対されたという。

けれども、小谷さんは、30~35年前、にぎわっていた本牧で遊んでいた世代。近隣にそのころからの知人が多くいることも心強かったし、リキシャルームの跡地ということで、注目してくれる人もいるのではと考えたそうだ。
 


テラス席でのバーベキューも人気!  窓を開け放って店内を含め大人数での利用も




肉のおいしさを存分に味わうステーキ。長野産へのこだわり



いよいよ、料理をいただくことに。
まずは、サラダを・・・
 


シェフの気まぐれサラダR(980円・税抜)日によって使用する野菜は異なる


お皿からあふれそうな山盛りの野菜がうれしい!こちらはレギュラーサイズだが、ラージサイズ(1280円・税抜)もある。
モーモーのコンセプトの一つは長野県産にこだわること! こちらの野菜は、ほぼ全て長野県産。小谷さんが長年暮らし、店を営む中でつながってきた地元の農家から、直接、新鮮な野菜を仕入れることができるのだという。上に乗っているのは、沖縄の金武(きん)アグー豚の冷しゃぶだ。
 


なんと、食用のホオズキが入っている。これも長野県産!
 

とりわけて、ポン酢をかけていただいた


新鮮な野菜をしっかり味わえるサラダ。豚肉も臭みが全くなく、すごくおいしい。ホオズキは、甘酸っぱくフルーツのような味。初めての味に感動した!
 


日頃の野菜不足解消!? サラダを食べまくる宇都宮
 

ブロック肉から切り分け、ステーキを焼いていただく


モーモーではステーキ肉に冷凍ものは一切使わない。輸入牛はアメリカ産とメキシコ産で、オーストラリアやニュージーランド産は使わないそうだ。
「両者は食肉の歴史が全く違い、肉の味が違う。アメリカの肉は日本人の好みに合うし、おいしい!」と小谷さん。
また、オリーブオイルで焼くのもこだわり。油っぽくならず余計な味がしないし、肉がやわらかくなるのだそう。
 


レギュラー牛・リブロース300グラム(3380円・税抜)パンorライス付
 

適度に脂身があり、肉汁がじわーっとあふれ、やわらかくておいしい!
 

レギュラー牛・サーロイン300グラム(2880円・税抜)パンorライス付
 

気合い十分の構えで・・・いただきます!
 

しっかりとした厚み


サーロインも少しいただいた。ジューシーで、肉の旨みがしっかり感じられる・・・こちらもおいしい!
肉のランクが上の「USプレミアム」やメキシコ産の最上級「若姫牛」のステーキもあるのだが「厚みのあるステーキの方が、鉄板の上で焼けすぎてしまわないので、ぜひ300グラム以上を食べてほしい。安い方の肉でも、ウチのは、ほかのステーキ店よりおいしいよ!」と小谷さん。
 


左から岩塩、おろし、にんにく醤油、玉ねぎ醤油とソースも好みで楽しめる 
 

セットで付くパンも出していただいた


こちらは長野県八ヶ岳のパン屋さんから仕入れているトマト酵母を使ったパン。
 


ほんのり色がついているが、トマトの味はしない


外側がパリッとしていて中はふわふわ。芳ばしい香りがしてすごくおいしいパンだった。買って帰りたいというお客さんも少なくないそうだが、残念ながら販売はしていないそう。

本日のスペシャルランチからも1品。
 


厚切りポークジンジャー(780円・税抜)
 

甘辛い味付けで、どんどんご飯がすすみそうだ


さらに、これはぜひ食べてほしいと出していただいたのが・・・
 


モーモー特製牛すじカレーS(480円・税抜)


もともと、ステーキを切る時に残るすじの部分を煮込んでカレーにしスタッフのまかない用にしていたが、常連さんに出したところ評判が良かったため定番メニューに。じっくり3日間かけて煮込んだカレーは、旨みたっぷりでとてもおいしかった。

ご飯にもこだわりがある。有機栽培減農薬の米を契約農家から直送。精米してから1週間以内のものしか使わない。もちろん長野県産だ!
 


ランチタイムには、プラス200円でサラダとドリンクがつく


ランチのサラダがこんなに大盛りの野菜なんて、うれしい! カレーとセットにして680円で、かなり満足感のあるランチになりそうだ。