『さらば あぶない刑事』に出てくる横浜のロケ地はどこ?
ココがキニナル!
現在公開中の『さらば あぶない刑事』に出てくるロケ地をいち早く公開!
ライター:永田 ミナミ
大岡川の穴
詳細は描かれていないが、前作から10年の間にユージが面倒を見て更生させたはずの川澄(吉沢亮)がブラックマーケットにいるのを見かけ、心配して追ってきたのがここ都橋商店街だ。
登場するのはこの先のたこ焼きバー「60Hz」だがそれも例の地図に載っているので
どうせなら横浜市とコラボレートした地図には載っていない場所を探したいし、地図からはみ出すだけの情熱も持っている。ということで大岡川沿いの目的地は2つ。ひとつは河岸に開いた排水口らしき穴である。
「60Hz」に現れたユージを見て、川澄は窓を開け、大岡川に停泊していたボートに飛び降りナイフを突きつけて発進させる。そのボートを「RUNNING SHOT」とともにユージが走って追うのだが、途中で川澄は川に飛び込み、コンクリート壁に開いた四角い穴のなかへ逃げ込むのだ。
ちなみに川澄が飛び降りたのは室外機の右側の黒い枠の窓
ボートが向かった日ノ出町駅方面へ歩いていくと
長者橋手前で発見。おお、あれだ。あの穴に間違いない
昨日観た映画の風景を発見する興奮は思っていたよりも大きかった
ラン、ユージ、ラン
続いてもうひとつの目的地へ。川澄を追ってユージが走るシーンが撮影された場所である。劇中に確認できたのは、ユージの背後の街路樹になかば隠された電柱巻広告の最後の2文字「外科」と、画面手前の電柱である。
ほかに前後のシーンで「長者町9-175」と書かれていた電柱も確認できたので
おそらくこの近くだろうと思い、捜査に向けて橋のたもとでサンドイッチを頬張り、歩きはじめてすぐだった。
おお、ここじゃないか。徒歩10秒で発見
位置関係はこんな感じで(1)が「穴」、(2)がユージが駆け抜けた場所ある
ここで「おや?」と思った人もいるかもしれない。ボートを追いかけてきたはずのユージが、ボートの進行方向に向かって正面から走ってきたことになってしまうのだ。
ボートは都橋から青矢印、ユージはその正面から走ってきた黒矢印
歩道がこちら側のほうがやや広いということが、ここで撮影された理由だろうか。川沿いの柵の手摺のデザインも理由かもしれない。
本来ユージが走っている川岸の手すりはシンプルだが
実際に撮影された側の手すりは波形のデザインになっている
でもそんな細かいことは関係ないね。川澄のことのほうが心配だ
青い山手
次の目的地は、夏海(菜々緒)が住んでいたマンション「エトワール山手」である。調べてみると実在することが分かったのだ。
免許がないわけじゃないが、今回も散歩を楽しみながら移動
この場所もあるロケ現場の可能性があるが、確信が持てずひとまず通過
劇中に登場する県警本部は本当の県警本部である
などと汽車道、臨港プロムナードから山下公園を抜け、港の見える丘公園へと上った。
港を見降ろしながらワシン坂通りを歩くこと10分
左に坂を降りていくと、劇中に出てきたあの「エトワール山手」を発見
劇中で見た素敵な書体の看板も夏海が小走りで上っていった階段もそのままの、横浜ベイブリッジが一望できる瀟洒なマンションである。
降りてきた急坂が臨時で8°であることをiPhoneで計測し、現場をあとにした
場所は(3)である