『さらば あぶない刑事』に出てくる横浜のロケ地はどこ?
ココがキニナル!
現在公開中の『さらば あぶない刑事』に出てくるロケ地をいち早く公開!
ライター:永田 ミナミ
夜景の証明
そうこうしているうちに夜が近づき、次の目的地にちょうどいい時間帯になった。川澄の真意を知ったユージが川澄に協力したあと、タカと合流する場所である。
パンフレットにもそのシーンの写真が載っており、日産GT-Rの両側にタカとユージが立つ背後には、左からコスモクロック、ランドマークタワー、クイーンズスクエア、そしてインターコンチネンタルが見える。そこで地図から見当をつけて向かったのは、新港埠頭客船ターミナル。
ターミナルには現在、東京藝術大学大学院映像研究科が入っている(2016年4月移転予定)ので、もしかしたらと思ったが、やはり関係者以外立入禁止だった。そこで隣接するカップヌードルミュージアムパーク内で近いアングルを発見。
このあたりか。ただ劇中ではインターコンチネンタルホテルが正面よりやや右向きなので
やはりフェンスの向こう側の駐車場で撮影されたようだ
場所は(4)である
次は先ほど確信が持てずに通り過ぎた場所である。時計を見ると午後6時。午後6時半からの回に間に合う時間だ。ほかにもう1ヶ所確認したい場所があったので、再びタカとユージの最後の5日間を目撃することに。
一気にいこうぜ一気に、とまたまた横浜ブルク13へ
横浜の裏社会を支配していくBOBの恐怖、すぐに暴発するディーノ(夕輝壽太)。近藤課長なら「減俸!」と怒鳴っていただろうタカとユージのあぶない捜査と多難。カオルのシーンごとの変身と受難と追撃、ラストの迷路のような倉庫での銃撃戦とユージの傷口、2人の生還を心配する町田課長の不惑を過ぎているとは思えない「先輩!」の声。そして、松村元少年課課長の変わらない魔性。
何だか2回目のほうが物語に入り込めた気がするなと思いつつ、劇場を出る手には、暗闇のなかで確認すべき点をメモした紙がしっかり握られていた。
そして現場へ。やはりここが、定年後のナカさん(ベンガル)がラーメン屋台を営業している場所だった。
「大岡川」の青い案内板、桜川橋南の信号、そしてランドマークの白く光る縦ライン
タカとユージがナカさんと屋台をはさんで談笑している背景に、この3つがこのバランスで映っているのだ。
残念ながらこの日はナカさんの屋台は出ていなかった
場所は(5)である
このままパパさん(山西道広)の店「文治郎」でからしたっぷりのおでんでも食べたい気分だったが、定休日だったのでこのへんでさらば。
坂の上の教会
3日後、2回目の鑑賞で確認できたもう1ヶ所を訪れた。タカと夏海にとって大切な場所となる教会である。1回目も覚えたつもりだったが、その後の舞台挨拶の興奮で曖昧になってしまったので、2回目はしっかり記憶に焼きつけた。
鑑賞中に手探りで描いた正確なスケッチもある
横浜市内の教会であることを期待しつつ調べてみると、保土ケ谷区にあることが判明。現場に急行した。
おお。スケッチそのままの入口と、その横のアーチ型窓も記憶と同じ
その名は保土ケ谷カトリック教会
この教会にタカを残し、1人で最後の激闘に向かうユージはきっと
このあたりで弾数を確認したはず、と勝手に胸を熱くしながら捜査終了
場所は(6)である
捜査を終えて
『さらば あぶない刑事』を観てロケ地を探して、もう一度観てロケ地を探して、ようやく「さらば」と言える気持ちになってきたような気がする。でも桜川橋を通りかかったら、当分ナカさんのラーメン屋台は探し続けてしまいそうだ。
余談だが3本かかって今回ついに、TVドラマ『あぶない刑事』と『もっとあぶない刑事』の76タイトルをすべて使うことができた。
では、さらば。
―終わり―
オリオンさん
2016年02月26日 02時10分
保土ケ谷カトリック教会は石原裕次郎主演の映画でも使用されたことがある教会です。石原軍団の系譜を感じます。
ホトリコさん
2016年02月12日 12時08分
保土ヶ谷カトリック教会は、本当に絵になりますよね。なんでロケに使われないのかな、宗旨に反するのかな?と余計な詮索してましたが、ついに銀幕デビューで嬉しいです。こじんまりした良い雰囲気の教会です。
角さん
2016年02月12日 01時17分
具体的には言えませんが、エンディングロールで撮影協力に出てきた場所でロケ中の柴田さんを至近で観ました。思った以上に身体が大きな人でした。そして、やっぱり格好が良かったです。 あの教会はてっきり山の手のあの教会かと思ってました。