歴史ある魚市場で舌鼓。はま旅Vol.34「国道・花月園前編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第34回は、威勢のいい魚市場と閑静な住宅街が共存する国道駅と花月園前駅!
ライター:さわだちはる
魚好きにはたまらない!生麦魚河岸 (つづき)
そこで紹介されたのが、生魚河岸通りの中にあるお食事処『生麦』。
新鮮な魚貝を扱うこちらのお店で、遅めの朝ごはんを食べていくことにした。
魚河岸通りの中にあるので、朝からやっている
メニューはこんなかんじ
選んだのは納得丼(800円)。あさりのお味噌汁、卵焼きなどがつく
マグロがとけるようにやわらかくて、そこにイカ・貝の食感…。
ごはんも大盛りで大満足!
私のほかにも朝ごはんを食べているお客さんがいて、ご主人と『生麦魚河岸まつり』の話をしている。
「祭りといえば『蛇も蚊も祭り』だろう」という声が聞こえてくる。
このあたりで古くから伝わるお祭りで、萱(かや)と荒縄で大きな蛇を作り、町内を回るらしい。お祭りは6月だけれど、生麦魚河岸通りを直進した先にその神社があるようなので、行ってみることに。
食後は歴史と伝統を巡って
住宅街の中に真っ赤な鳥居が現れる!
道念稲荷神社
横にあった案内看板によると、『蛇も蚊も祭り』は横浜市指定無形民俗文化財とのこと。若者や子どもが参加し、大声を出しながら町内を回るらしいから、さぞかしにぎやかなお祭りなんだろう。そんな想像がつかないくらい、普段は静かな住宅街だ。
さらに直進すると生麦事件発生現場もある
さて、方向を変えて、次は京急花月園前駅に向かう。
今回の旅は花月園前駅がゴールなのだ。
途中の国道沿いで。天然温泉の文字が気になったけれど、まだやってなかった…
このあたりは掘ると黒い湯が出るらしく、「生麦温泉」とか「鶴見温泉」と呼ばれている。
生麦魚河岸の方もよく行くと言っていたが、最近では温泉をやめて駐車場になったりしているところもあるらしい。
黒い湯、と言われるとなんとなく「効きそう」。また日を改めて行こう…。
花月園前駅前には、「花商会」という商店街が広がっている。
住宅街の続きのような静かな商店街だ。
店があったり家があったり
猫もころがっている
納得丼が納得の腹持ち度だったのでおなかはすいていなかったが、おでんがおいしそうだったので買った。1個50円。安い。
おでんのほか、やきとりも売っていた
どれにしようか迷ってしまう
注文をすると、ほかほかをビニール袋に詰めてくれた。からしも紙に包んでつけてくれる。
おでんの袋をぶらさげて歩いていたら、さっきの猫が寄ってきた。
あげないけど
家に帰って食べたおでんは、薄味だけどしっかりだしがしみていておいしかった。
そんなこんなで、花月園駅に到着。
京急花月園前駅に到着!
旅を終えて
生麦魚河岸と国道のほかは、静かな住宅街が続く国道駅~花月園前駅。
生麦魚河岸みたいな魚市場の近くに住めるなんていいなあ…、と物件探しを始めてしまいそうな私。「花商会」にあった不動産屋さんをのぞいてしまった。
『生麦魚河岸まつり』ももうすぐ開催。お祭りに合わせてでも、1度下車してみてはいかがでしょう。
■今回のはま旅「国道・花月園前」周辺
・「生麦魚河岸(生麦魚介商組合)」横浜市鶴見区生麦5-18-25
・「生麦」横浜市鶴見区生麦5-23-9
・「道念稲荷神社」横浜市鶴見区生麦4-27-21
・「生麦事件発生現場」横浜市鶴見区生麦4-25
・「浅野商店」横浜市鶴見区生麦5-8-30
― 終わり ―
雲葉 @since1992さん
2016年02月25日 14時27分
登場したニャンコは懐っこく、かなり有名みたいです。撫でていたら通りかかった女の子が「フク」と呼び、国道駅の居酒屋ではママさんが「チャッピーじゃないの」と。本名はなんなんだろう?(^_^;)
専務さん
2012年08月23日 19時27分
初めて拝見しました。この街に住んで15年…近所にこんな歴史ある魚河岸があることは知ってましたが国道駅のホーム上から眺めるだけ。定食屋さんも存在するのはビックリ!今度是非散歩がてら行ってみようかと思いました。ちなみに天然温泉…よく行きますがまぢ効きます…ポッカポカになります!…あとおでん屋さん…店内で飲めるんですよね…近所に他にも数件ありますが…おでんと焼き鳥とビール…あの雰囲気好きです!…