鶴見に眠るお宝はおいくら万円? なんでも鑑定するあの番組に潜入!
ココがキニナル!
鶴見区制90周年記念事業の一環として出張!なんでも鑑定団がきます。9月10日収録です。収録に参加した横浜市民や、横浜市の外から収録に参加した人たちへの取材をお願いします(烏龍茶さん)
はまれぽ調査結果!
2017年10月1日は、鶴見区制90周年。「なんでも鑑定団」は記念行事のひとつ。お祭りが盛んな鶴見区では、ほかにも記念行事が目白押
ライター:紀あさ
Making of 出張鑑定団
後日、鶴見区での鑑定団イベントの事務局を務めていた区役所の担当を訪れた。
入口も90周年モードな鶴見区役所
対応してくれたのは同区総務部地域振興課の奥村晃一(おくむら・こういち)さん。
カメラを向けると「ワッくん も一緒でいいですか」
このワッくんは、鶴見区の地形がワニの頭に似ていることなどから、1987(昭和62)年に鶴見区の区制60周年で誕生した公式キャラクター。
鶴見区の地図。目に相当する部分にクリップを置いてみた。なるほどワニ、特に口が
今回の鑑定団の観覧募集への応募は2717件5395人。内訳は鶴見区民が8割を占め、続いて近隣の港北区・神奈川区の人が多いそうだ。
1枚のハガキで2名まで、1人1通の応募制限があり、遠くは新潟・山梨・長野などの住所からの応募もあったが「でも消印は鶴見区だったりするものも」と笑う。遠方の家族の協力を仰いだ人もいたのだろうか。
完全なる抽選で、地元鶴見区民の優先枠などは無かった。当選者の比率も応募比率とほぼ同じだそうだ。
当落を報せるハガキ文面
「鑑定団を鶴見に呼ぼう」と発案したのは、鶴見区民を中心に75名で構成される鶴見区制90周年記念事業実行委員会副委員長の岡野誠一(おかの・せいいち)さん。
鶴見区商店街連合会の理事長も務める岡野さんに感想を聞いた。
「若い人もお年寄りも喜んでくれてよかった」と満足そう
鶴見区が鑑定団を呼ぼうと動き始めたのは2016(平成28)年6月。同年9月には栄区が区制30周年での鑑定団収録が予定されていたため、番組のプロデューサーを紹介してもらった。
実は鶴見区は80周年にも鑑定団を呼んでおり、再度呼べるのかが心配だったと奥村さんはいうが、過去の開催実績は安心のプラス評価になった。
2度目の開催へ
早めの準備開始も功を奏した。2017(平成29)年度の空き状況を番組制作会社に尋ねると「6月か9月」と言われた。9月は区の誕生日に近く、さらに9月10日なら「9」と「10」で「90の日」だ、と申請したところ、めでたく決定。
観覧希望者とお宝応募者を呼びかけてとりまとめる段階までは区で担当したが、選考プロセスは制作会社が一手に引き受け、区は完全ノータッチ。
お宝の募集要項
制作会社からは少なくとも100件のお宝の応募を集めるようにと言われていた中、締切2週間ほど前でもまだ80件ほどで、急きょ近隣の区に広告を出したりもしたと奥村さんは準備の日々を振り返る。甲斐あってか、締切間近に応募が増え、最終的には355件になった。
大盛況で開催できた
収録を無事終えて今の気持ちは「やって、とてもよかったです。収録が終わった後に、観覧した何人もの方々が『ありがとうございました』とすごくいい表情で声を掛けてくれて」
「その言葉の中に鑑定士からの『いい仕事をしましたね』と同じ思いが込められているような気がして」という奥村さんもいい笑顔をしていた。
「でも90周年は、これで終わりじゃないんですよ」