自然の恵みが豊かな‘実りのまち’。はま旅Vol.43「舞岡編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第43回は、田畑や森に囲まれた「舞岡駅」。ふるさとの原風景が楽しめ、自然の恵みが豊かな‘実りのまち’。
ライター:沢村 友美
辺り一帯、おだやかな田園風景
さらに南へと歩き、舞岡公園を目指す。
舞岡川のほとりに水車を発見
鎌倉時代から地域の暮らしを見守ってきた舞岡八幡宮 |
川に沿って遊歩道が整えられている |
田植えや収穫の時期なら、もっと美しいんだろうな〜と思いを馳せる。気温6度の冷たい風に吹かれつつ。
舞岡町は農業の育成と自然景観の保全を目指す地域として、市の「ふるさと村」に指定されている。
その総合案内所として建てられたのが「舞岡ふるさと村虹の家」。舞岡の自然や文化に関する展示物などを見学できる上、季節ごとに作物の収穫体験ができるイベントや料理教室などを開催している。
歴史の説明パネルや農作用具の展示など、見応えあり
散策途中の休憩スポットに便利
公園散策前に喫茶店をはしご
途中、南舞岡小学校付近にある喫茶店「まいおか茶房」に立ち寄った。
自宅を改装して8年前に始めたお店だそう
8席くらいのこぢんまりしたスペース
おにぎりランチ(600円)をいただきます!
シャケ、昆布、梅ゴマの特大おにぎりが3つに、煮物、お味噌汁、サラダが付いてボリューム満点。
口の中でほろりとほどける握りたてのおにぎりとあったかいお味噌汁に、ホッと癒された。
「女性一人でもお気軽にどうぞ」とオーナーの奥間さん
さあお腹もいっぱいになったことだし、いよいよ舞岡公園へGo!
…と思ったら。
何だか気になる「直売」の文字
寄り道をしてばかりで一向に舞岡公園には着かないが、おもしろそうだから入ってみた。
すると、ここで暮らしているという猫のチビちゃんが登場。園内を案内してくれるらしい。
「付いてくるニャ〜」と言っていた(たぶん)
チビちゃんによると、ここは梅、柿、竹の子をメインに栽培している「かねこふぁ〜む」さんの果樹園。
喫茶室「あとりえ」を併設し、育てた果実を使ったジュースやケーキを提供。梅干し、酢、ジャムなど加工品の販売も行っている。
また剪定した枝を燃やして作った灰から釉薬をつくり、園内にある窯でカップやオブジェなどを焼いたりもしているそう。
園内のあちこちに作品がたくさん |
干し梅や梅酢、珍しい柿酢も販売
残念ながらこの時期は果実があまり育っていなかったが、ひと通り園内を見学させてもらった。
冬は柑橘がよく育つ。最近は野菜の栽培も始めたようだ |
通常は果樹が栽培されているエリアに立ち入ることはできないが、特別に入れてもらえる機会があるそう。2012年2月25日(土)から 3月11日(日)まで「梅まつり花まつりアート展」と称し、この広い空間を利用したアート展示や作品づくり体験会を開催する予定とのこと。
(※今回は金子代表の許可を得て入園&撮影)
手作りホット梅ジュース(350円)と手作りケーキ(250円)
この日は「湘南ゴールド」を使ったケーキ。柚子のような香りと素朴な味わい。優しい香りの梅ジュースが気に入った。
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