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泉区にあるベトナム家庭料理のお店とは?

ココがキニナル!

激うま!怪しい『ベトナム家庭料理店』!一人では絶対入れないお店?泉区のいちょう小学校前にあるらしいですが、よく噂は聞くが・・・行ってみたい・・・でも・・・キニナル!!!(mimiさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

お店の名前はSAIGON、ベトナムからやってきた難民の方が経営するお店!独特の空気はあるが、家庭的で美味しい料理が楽しめる!

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ライター:ワカバヤシヒロアキ

豚肉焼きのせご飯を注文

(続き)

一応質疑応答の形にはなっているが、なぜこのお店を開いたのか、どういう経緯で開業に至ったのかなど根深い部分を聞こうとすると、どうも会話が噛み合ない。店内で私以外は全員ベトナム人らしく、難しい日本語は理解されないようだ。
 


そうこうするとお味噌汁がでてきた


最初に出て来たスープは、インスタントの味噌汁にお湯を注いだものだった。
レンゲが添えられているのがベトナム流なのだろうか。
 


こちらが「豚肉焼きのせご飯-Com Thit-」(900円)


大きな豚肉がドンと乗っている独特のスタイルは、ベトナムでは主流の家庭ご飯。

ベトナム語でComが「ご飯」のことで、Thitが「豚肉」という意味のようだ。豚肉はかなり無骨な形をしているが、ボリュームがあり、ジューシーで美味しい。ただ、ご飯は炊いてから時間が経っているのか、ややパサパサ気味だったのが残念であった。



日本語が通じない…



日本語も通じず、お店のことが全く分からないまま。
そう思っていると、ギターを持った男性が「美味しいですか?」と話しかけてくれた。
 


店でギターを弾いていたお客のライズさん


聞けばライズさんは少しなら日本語も話せるということだった。

ただ日本語のリスニングは難しいらしく、結局英語で会話することに。
私のはまれぽ史上、初めての英語取材だ。

ライズさんの話をまとめると、ここに集まるベトナムの方々はボートピープルと言われる人達。
1975年にベトナム戦争が終わり、共産主義化した旧ベトナム共和国(通称:南ベトナム)から逃れようと、多くの難民が国外に亡命している。この店を開いた人や、常連のように集まる人達もそれに含まれるそうだ。

ベトナム戦争によって、サイゴンという町は無くなり、ベトナム社会主義共和国の首都としてホーチミン市が誕生した。この店の「SAIGON」という屋号も、かつて逃れてきた町の名前に由来しているのだろう。
 


店のガラス戸には「SAIGON」という字がはっきりと刻まれる


ランチの時間では、日本人のお客さんも来るそうだが、夜になるとベトナム人同士のたまり場となっている事が多いという。日本で暮らす仲間にとって心強いコミュニケーションスペースとなっているのだろう。



終わりに


 


ごちそうさまでした!


今回、私は取材をする上で日本語での会話に苦労したが、食事を注文したり、お会計をする上では問題無く会話することができる。

多少入りにくい雰囲気はあるが、一人でも気軽にベトナムの家庭料理を楽しめるので、興味のある方は足を運んでみてはいかがだろうか。



―終わり―


◆SAIGON
住所:横浜市泉区上飯田町3173
電話番号:045-805-6081
営業時間:11:00-21:00
 

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  • 取材してくださってありがとう!アジアンフード好きな私は、以前から気になっていました。車で通りかかる事が多く、お店の名前すら読み取れず、なんか入りづらい雰囲気なんですよね。でも、ベトナムの悲しい歴史を懐いた店名であり、ベトナムの方々の拠り所であるお店である事が解って、感動を覚えました。やはり何でも聞いてみる事が必要ですね。駐車場があるかどうか問合せて、行ってみますね。

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