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山下公園で行われた「Bo-sai 2012」の様子は?

ココがキニナル!

3月11日(日)、東日本大震災発生からちょうど1年という日に山下公園で行われた「Bo-sai 2012」はどんな様子でしたか?(さとみさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「Bo-sai 2012」は、東日本大震災から1年という節目にふさわしく、被災地への思いと災害への備えという2つを両立させたイベントでした

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ライター:吉澤 由美子

大迫力の消防特殊車両は子どもたちに大人気

(続き)

「機動特別高度工作隊」からは、大型ブロワーとウォーターカッターを搭載した車両。
大型ファンを高速回転させ、煙を吹き飛ばし、ミクロ噴霧放水が可能なブロワーは、いわば大きな扇風機。ウォーターカッターは、火花を出さずに切断できるため、危険物のある場所で活躍する。
 


大きなブロワーが後ろにある


「機動第2救助隊」からは、日本初のバス型救助工作車。
多数の救助用資機材やウィンチ、照明装置、超高圧消防装置などを搭載している。
 


水難災害にも対応できる装備


そして、実際の消防服と同じ素材で作られた、子ども用の消防服もいくつか用意されており、子どもたちが次々と消防服を着て特殊車両の前で記念撮影。
 


くどうこうすけくん、ゆうなちゃんの兄妹。「消防服はすごく硬い!」
 

本物のスーパーレンジャーの消防服もあった


子どもたちが楽しみながら防災に興味を持つ体験をすることで、家に帰ってからも防災について家族で話し合うきっかけになる。なにより体験している子どもたちの笑顔が印象的で、充実した内容だった。
 


消防局マスコット・キャラクター「ハマくん」も来ていた




パラボラアンテナで通信衛星と結ぶ 災害伝言チャンネル体験



大きなパラボラアンテナを備えたNTT東日本の衛星通信移動無線車もある。
 


通信衛星を介しているので、番号をダイヤルした後、3秒くらいのタイムラグがある


その隣には、災害用伝言ダイヤルの体験コーナー。ここでは、メッセージを録音・再生を体験。
普段でも毎月1日と15日にはどの電話からも体験利用ができるので、一度やっておくと安心だ。

また、災害時にNTTの電柱の被害状況を調査する、カメラを搭載したオフロードバイクも展示。
 


ヘルメットには「がんばっぺ! 宮城」のロゴ


このカメラで撮影した映像は、別の車両へと中継され、細かくチェックされ、復旧に向けた作業が行われたそう。

また、横浜市水道局からは、給水車もきていた。
 


災害時だけでなく、水道管破損などの事故対応でも出動するのだとか




合唱の澄んだ歌声が会場に染み渡る 鎮魂ステージ



14:46が近くなり、鎮魂ステージでは小松崎隆横浜市副市長と社団法人横浜青年会議所の岡部祥司理事長による挨拶が行われ、氷川丸の汽笛を合図に全員が海に向いて黙祷を捧げた。


そして、宮城県仙台二華中学校・高等学校音楽部の生徒さんたちによる合唱。
観客は歌詞をかみしめるように聞き入っていた。
 


いきものがかりの「ありがとう」の澄んだ歌声




多くの方に被災地に行ってみてほしい



ボランティアバスを被災地に向けて運行するなどの活動を行っている「かながわ東日本大震災ボランティアステーション」のブースでは、活動紹介のほか、東北の物産などの販売なども行っていた。

メンバーの山根さんは、「できるだけ多くの方に、実際に被災地を見てほしい。このイベントがきっかけになれば」と話してくれた。
 


山根さんとコジコジさん。コジコジさんが手にしているのは、ボランティアバス記録の本