洋食の街、横浜の料理人に密着「横浜コック宝」 福富町「レストラン タマガワ」編
ココがキニナル!
横浜の洋食文化をつくった老舗洋食店の料理人に密着取材する「横浜コック宝」。第3回は、ちょっと変!?な完璧主義者、福富町「レストラン タマガワ」店主、小澤栄太郎さん。
ライター:クドー・シュンサク
コック宝が孤軍奮闘(続き)
「美味しいって言葉が、一番うれしいんですよ」
「うれしいし、その言葉があれば幸せですよ。いや・・・本当にね、美味しいって言ってもらえるなんてほどの幸せはないですよ。それが一番幸せ」
たった一人で仕込みから調理や買い物や洗い物までやる小澤さん。パートやお手伝いの人は、たまに甘えるくらい。甘えるという表現がまた、変なおじさんぽい。
それでも、そこまでの作業をやれるのは、お客さんの「美味しい」が聞きたいからだという。
「琴奨菊~」
「こんなポーズしてたんだけどなぁ」
休憩になると、速やかに変なおじさんに戻る小澤さん。
「こだわりは・・・・・・(笑)」
ここで笑うのが小澤クオリティ。それでも急に真面目な面持ちになり「手作りと、手間暇。これは絶対ですね・・・あと道具は大切にする。それと、常にお客さんの立場になって、美味しいと思うにはどういうことをコックはするべきか考える」と、コック宝のこだわりを続けた。そして急に「あっ! それと大事なのはね・・・やっぱ・・・あー・・・」
「あいさつ」
決め顔で放つ「あいさつ」。そう言った後、小澤さんは足りなくなったものを買い出しに。
野毛方面へ
帰ってきてすぐさま仕込みにかかり
17時をまわり夜の営業がはじまる
レストラン「タマガワ」
おだやかな夜の営業。厨房ではコック宝が料理をさばく。
ケチャップや
卵の焼ける香り
そして、デミグラスソースの香り
いつでもいつもの洋食が味わえる「レストラン タマガワ」。
夜の営業が終わり
コック宝のたった一人の夜の時間。明日の仕込みが始まる。
静かに静かに、そして、たまに独り言をぼそぼそ言いながら、仕込みは深夜まで続いた。
「大変だけどね。・・・そりゃー大変さぁ(笑)。・・・でも、やめません」
横浜コック宝第3号「レストラン タマガワ」小澤栄太郎氏
ここに認定いたします。
愛すべき変なおじさん
ありがとうございました。
最後に
「28年コックやってても変わらないことは、美味しいよりいいことはたぶんないってこと」
小澤栄太郎(1963~)
―終わり―
タマガワ
住所/横浜市中区福富町仲通1-1
電話番号/045-261-3770
営業時間/[月~土]11:30~15:00 (L.O14:45) 17:00~21:00
[祝]11:30~15:00 ランチ営業
定休日/日曜日 祝日は不定休
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せきゅあさん
2017年10月10日 21時33分
ネット記事でも閉店情報出てましたよね。
三日坊主さん
2017年10月09日 14時14分
Spanky!さんの言う通りです。再掲載するのも良いけど、これを見て食べに行く人も沢山いると思うので、再掲載するなら事前にちゃんと閉店してないか? してなくても近日中に閉店や移転してないか? 位はチェックしてからにして下さい。 ホント「今の事は知ったこっちゃ~ね~よ‼」と言う姿勢は止めて下さい。
Spanky!さん
2017年10月07日 13時27分
残念ながら2017年9月30日に閉店したそうです。【再掲】として「今のことは知らないよ」ではなく、現在営業しているのかどうかの確認をしてコメントを入れるくらいの配慮があってもいいと思います。