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横浜市のカジノを含むIR誘致について賛成or反対? 街頭アンケートで111人に聞いてみた!

横浜市のカジノを含むIR誘致について賛成or反対? 街頭アンケートで111人に聞いてみた!

ココがキニナル!

山下ふ頭へのカジノ施設を含むIR誘致に対しては、約6割の市民が反対という世論調査の結果が出ています。ぜひ実際の市民の声をレポートして下さい(マリンタワーさん他)

はまれぽ調査結果!

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の街頭アンケートについて、111人が回答。賛成は3割で反対が7割だった。賛成理由は「経済活性化や雇用創出につながる」、反対理由は「治安や生活環境の悪化」が多い

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ライター:池田 恵美子

次に、IR誘致候補地の山下ふ頭に隣接している山下公園では、幅広い世代から賛成・反対のさまざまな意見を聞くことができた。

40代男性は、「カジノではない施設で増収・雇用拡大につなげてほしい。住民同士が賛成・反対とケンカするのではなく、住民の意見を積み上げて決めてほしい」と話してくれた。

 

「カジノにこだわる必要はない」
 

60代女性の4人組は全員反対とし、「ここにできるの? カジノには絶対反対。横浜市の説明会では、直接、市長に意見が言えなかったのよね、おかしい。カジノは海外のカジノで十分です」と話す。

 

快くアンケートに答えてくれた
 

その他の反対意見では、「カジノIR以外での経済発展をしてほしい。横浜ならではの観光政策を考えてほしい」と話す40代男性がいた。

賛成意見では、20代カップルの彼女が、「大学でカジノを含むIRの講義を受けましたが、その時はギャンブルができるのは反対でした。でも今は、ギャンブルを規制する法律もできるようだから賛成です。横浜は夜の遊びが少ないからいいと思います」と話してくれた。

 

2人ともカジノを含むIRの誘致には賛成
 

その他には、40代男性の「カジノができれば、土地の価値が上がると思う」や、「外国人観光客が増えるから良い」という20代男性、「カジノのイメージが先行していて、イメージで議論していると思う。冷静に見たら賛成です」と話す30代女性もいた。

それぞれの場所で、ひたすら声をかけてシールを貼ってもらいながら、話を伺った。時には、署名活動と間違えられたり、まったく相手にされなかったことも多々あったが、賛成・反対を問わず、スケッチブックを見て寄って来て答えてくれる人達もいた。たくさんの方のご協力をいただき、多くの回答を得ることができた。



街頭アンケート調査結果



山下ふ頭へのカジノを含むIR施設の誘致に対し、10代から80代までの111人が回答した。
では、アンケートの結果を発表する。

 

結果は反対多数(シールの色に意味はなし)
 

理由については、このような結果に(シールの色に意味はなし)
 

111人が回答した結果は、賛成が33人(30%)、反対は78人(70%)で、賛成を大きく上回り7割の男女が反対だった(小数点第2位を四捨五入)。
理由については、賛成でもっとも多かったものは、11票獲得した「経済活性化や雇用創出につながる」。反対では、22票でダントツに多かった「治安悪化や生活環境の悪化につながる」だ。

この結果を踏まえて、さらに詳しく振り返ってみたいと思う。



グラフから見るアンケート結果



アンケートに回答していただいた年代別・性別を見ると男女比は男性57人、女性54人と男女ほぼ半々。
年代別では、60代(29人)、20代(28人)、30代(17人)、50代(13人)、40代(10人)、70代(9人)、10代(3人)、80代(2人)の順だ。
グラフにすると以下のような結果となった。

 

賛成・反対の年代・性別の内訳
 

この表を見ると、賛成は33人中21人と男性が多く、反対は78人中で42人と女性が多い。

では、賛成(33人)の内訳はこうだ。男女比は男性21人(64%)、女性12人(36%)と男性のほうが多い。それを年代別で見ると、男女ともに若年層(25人・30代以下)が、男性14人、女性11人と最も多かった。また50代以上で、賛成する女性はいなかった。

 

賛成の年代別内訳。若い世代に賛成が多い
 

一方、反対(78人)の内訳はこうだ。男女比は男性36人(46%)、女性42人(54%)と女性のほうが多い。それを年代別で見ると、男女ともに高年層(36人・60代以上)が、男性16人、女性20人と最も多かった。

 

反対の年代別内訳。60代が多いが、どの世代にも反対はいる
 

大雑把な傾向だが、反対は60代以上の高年層の男女で女性のほうが多い傾向にあり、逆に若年層の20~30代の男女が賛成する傾向にあることが分かった。