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川崎にある神奈川唯一の相撲部屋「春日山部屋」とは?

ココがキニナル!

川崎にある神奈川県唯一の相撲部屋「春日山部屋」が気になります。なんで川崎に?やっぱり洋服はサカゼンでしょうか?レポートしてきてください!(カレーライスさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

県内唯一の相撲部屋「春日山部屋」は1997年、先代の親方が育った街である川崎に部屋を再興させたのが始まり。やはり洋服はサカゼンだった。

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ライター:クドー・シュンサク

神奈川県内唯一の相撲部屋である「春日山部屋」。
その歴史が始まったのは明治時代で、大正から昭和にかけて幾度かの解体・再興を経る。そして1997年、前年の9月場所限りで引退していた元前頭春日富士(先代・春日山親方)が、5歳の頃から育ち、慣れ親しんだ地元川崎区で再興したのが現在の春日山部屋である。

現在23人の力士が所属する春日山部屋の様子と、力士の方々は「サカゼン・ゼンモール」(キングサイズを取り扱う洋服店)のユーザーか否かを調査すべく、部屋へと向かった。



春日山部屋の朝稽古
 


京急大師線の産業道路駅近くにある春日山部屋


まずは、朝稽古の様子から拝見させていただくことに。
稽古場の土俵がある扉を開けると、中には大粒の汗を流す力士の姿と、ピリピリとした緊張感のある空気が充満していた。
 


張り詰めた空気の立ち合い
 

静かな土俵に響く力士のぶつかり合いの音


すさまじい迫力と緊張感。至近距離で力士のぶつかり合うその迫力には圧倒された。
 


次々と土俵では稽古の取組みが続く
 

勝負が決すると見ていた力士が土俵の中へ


行われていた稽古は、「申し合い」という最も一般的とされている稽古。勝負が決した後に見ていた力士が土俵に入るのは、勝った力士に次の相手は自分だと立候補するため。勝った力士はその中から次の相手を指名。
 


すさまじい稽古の取組みは圧巻の一言
 

稽古を見守る春日山親方


申し合いが続く中、親方の掛け声で、次はぶつかり稽古へ。そこから力士が力士をおんぶして土俵を周る。それから手押し車、四股、整列しての挨拶にて朝稽古は終了。朝稽古は、毎朝6:30~10:00まで3時間半行われている。
 


おんぶ
 

楽しく手押し車
 

朝稽古終了


稽古が終わり、今年の3月1日からここ春日山部屋の親方となった春日山親方(現役時の四股名:濱錦関)に話を訊くことにした。



21

代春日山親方を襲名
 


元幕内濱錦として活躍し、21代春日山を襲名した春日山親方


春日山部屋先代の親方である雷親方が、日本相撲協会の理事になられたことで、理事の職務と部屋の親方との両立が困難になり、当時追手風部屋の力士であった現春日山親方へ部屋の親方を任せる話がきたという。

その経緯は、追手風部屋の親方と雷親方の親交が深かったことが始まり。日大出身の現春日山親方は、指導者としての目標もあったことから教員免許も取得するほどの指導者志望があった。その人柄と、現役時代の相撲技術や精神性も含め、追手風部屋と春日山部屋の両親方による話し合いの結果、今年3月1日に親方として春日山を襲名した。
 


春日山部屋の伝統を守り、部屋の発展に心血を注ぐと語ってくれた


インタビューを終えると「よかったら、ちゃんこ食べていってください」と親方からありがたいお言葉を頂戴。

力士のチカラの源であるちゃんこ。どういった料理を力士の方々はいつも食べているのか。楽しみに待つことにした。そしてその間に、部屋の力士に直接話を訊くことにした。