FMヨコハマのDJ 光邦さんを徹底解剖!
ココがキニナル!
FMヨコハマの夜の番組『tre-sen』のDJ 光邦さんってどんな人?
ライター:桐生 由美子
前回インタビューした、FMヨコハマの“昼の顔”、『E-ne!~good for you~』のDJ MITSUMIさんからバトンを受け、今回は“夜の顔”『tre-sen』のDJ光邦さんの登場だ!
tre-senは平日の19:00~22:00に、最新の音楽情報をたくさん紹介してくれる番組。
DJ光邦さんといえば、「バッコーーーン」の雄叫びで知っている人も多いだろう。
そこで今回は光邦さんに、DJになるまでのゆる~い学生時代の話や、DJとしてみんなに伝えたいことを聞いてきた!
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『tre-sen』ってどんな番組?
『tre-sen』生放送中の光邦さん
―『tre-sen』の番組紹介を!
番組名は、「とれたて+新鮮」や、流行に敏感という意味の「Trend+Sensitive」の略。
表向きは、最新の音楽情報をお届けする番組ですが、7年目に突入した今はもうなんでもあり。バラエティ番組みたいになってきてます(笑)
―「バッコーン」のイメージ強いですよね!どんな意味なんですか?
「がんばれ」に代わる言葉を考えていたときに、頭に浮かんだのが「ばっこん」。響きも濁音だし、ちょっとひわいな感じもあってインパクトもあると思って叫び始めました。
まぁ、ホズミンが叫んでいる「スポォォーン」みたいなものですよ!
漢字「覇魂」は後々決定
―放送前にリハーサルはやりますか?
いや、やらないんです。いきなり番組をスタートします。ギリギリまで他のことをやっています。めし食ってみんなでしゃべってたり。慌ててスタジオに入る方が調子がいいんですよ!
「ヤバイヤバイ!何秒前?何秒前?」って感じで(笑)。走ってスタジオに入って、ヘッドホン着けて、時報が「ピーン」って鳴った瞬間に「カーン!」ってなる感じ(笑)。
でもここには5時間前から来ていますよ。
将来が決まるきっかけって人それぞれだと思うけど…
―昔からDJを目指していたんですか?
いや。実は昔の夢は、役者になることでした。
高校の時に地元で、東京は北区で、今は亡きつかこうへいさんが劇団を旗揚げするっていうんで、オーディションに行ったのが高3。
そうしたら、ものすごい枚数の原稿を渡されて「これ覚えて」って言われて…。僕、高校のときそれほど頭よくなかったんで、「ムリだな」と気づきました。
―へぇ。ではなぜそこからDJに?
学生の頃、都内でクラブイベントをよくやっていて(当時はパーティーなんていっていましたが)レコードをターンテーブルでかけるいわゆる皿回しのDJをやっていたんです。そんなときにリクルート誌を見ていたら、専門学校の紹介の中に「DJ」の文字を見つけたんです。
よし、じゃあ機材関係のことを学びつつ、音楽業界に入り込もうかと、安易な考えを持って(笑)。学校見学にも行かずに、その専門学校に通うことにしたんです。
それで初登校の日に教室に入ったら雰囲気が違う…。ラジオDJの専門学校だったんですね。
とんだ間違いで、この世界に入ってしまったんです。
「学校見学って大事ですよ~、みなさん」
―で?そのまま続けることに?
あははは、はい。授業とかやっていくうちに、「なんかおもしろいかも」って思い始めて。
結果的に、直感は大事ってことですね。
ラジオDJになったのは偶然?必然?
ポジティブな人に見えるけど、ホントのところはどうなの?
―ポジティブな性格に見えますが?
どうなんでしょう!まぁ、あんまり深く考えないですね。短絡的です。
―うん、それはポジティブですね!
あははは、そうか。
悔しいとか思うことがあまりないんですよ。よく親父から「お前は負けん気がなさすぎる!」と。
「失敗してもプラスに考えます」
―ラジオでしゃべっていて言葉がつまっちゃったりすることないですか?
ありますよ!それは自分のボキャブラリーのなさだなと思います。気持ちはあるのに、それに適した言葉が見つからない。そんなときはさすがに落ち込みます。
―頭の回転の早さも大事ですね!
経験でボキャブラリーが増えて頭に入っていても、日常生活に使わないと板につかないですね。
それにラジオの場合は、言葉に気持ちがのっかっていないと相手に届かないと思うんですよ。
―光邦さんはどんなしゃべりをしたいと考えていますか?
僕は英語も話せないし、曲紹介がうまいわけでもない。ただほかのしゃべり手に負けないなと思うのは、「言霊」ですね!!
「3Dラジオ」っていうのを意識しているんです。「飛び出すラジオ」みたいな。ラジオを聴こうとザッピングしている人が、「なんかコイツ飛び出してきているな!」って止めてもらえる、というのを意識しています。
光邦さんは、ラジオ以外でも精力的に活躍