猫が踊っていたから踊場 !? おとぎ話のような出会いがある、はま旅Vol.3「踊場編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第3回は、猫オブジェが楽しい踊場駅。猫につられて街全体がおとぎの国に思えてきそうな、そんな旅でした。
ライター:河野 哲弥
各駅下車のはま旅、今回は‘踊る猫の駅’から探索開始
横浜市内の全駅とその周辺を歩きまくるこの企画。
運輸省の平成18年度調査では、市内には約140の駅があるそうだ。
中には、踊る猫がモチーフとなっている駅もあるらしい。
そんな噂を江の島の猫から直接聞いたのが、湘南在住の河野。
今回は横浜市営地下鉄「踊場駅」とその周辺を探索してきました。
まずは踊場駅の構内から
出口3にある猫一匹と、バカ一匹
ハハハ、何ともかわいらしいですね(注・右側)。
駅構内には、他にも色々なところに猫オブジェがちりばめられています。
ユーモアたっぷり、踊場駅の愉快な猫たち
踊場駅出口4へ向かう階段の途中にあるモチーフ
出口4外側の様子
コンコース2箇所にある、猫の目模様
出口1と出口3は、建物が猫耳
なぜ、こんな楽しい駅が出来たのでしょう。それは、この地には「踊る猫伝説」が伝わっているからなんですね。言い伝えられた民話によって微妙な違いがあるようですが、マタタビを食べた3匹の猫が踊っていたという説、そして某醤油屋に飼われていた猫が夜な夜な手ぬぐいを被って踊っていたという説、などがあるそうです。
そんな駅構内で、さっそくご近所の方に
さて、駅の様子はこれぐらいにして、ご近所を探索してみましょう。と思っていたら、何か作業をしている方がいらっしゃいました。ポスターのようなものを掲出しようとしているようですが…
近所の子供達に書道を教えている福留さん(左の女性)
「すみませーん、何をしていらっしゃるんですか?」
聞けば、福留さんは、近くの小学生に書道を教えている書道家とのこと。ちょうど今、生徒たちの作品を駅構内に飾っている最中なのでした。予算の関係から押さえられる盤面は二つが限度。
そのため、二学年ずつ三交代で掲出しているそうです。地下鉄が到着すると風が吹くので、合間をぬって作業するのがコツなのだとか。何だか、書道よりも施工のプロになってませんか?