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横浜市内で活動している「神奈川子宮頸がん予防プロジェクト」とは?

ココがキニナル!

「女性特有の病気、子宮頸(けい)がんの予防について横浜市内で活動している団体は?」(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

男女問わず病気の認知を広げるべく、横浜市立大学附属病院准教授である宮城悦子代表の「横浜・神奈川子宮頸がん予防プロジェクト」が活動していた

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ライター:桐生 由美子

子宮頸(けい)がんとは?



「子宮頸がん」という病気をご存知だろうか。以前はまれぽでも取材した、
横浜で子宮頸がんの予防接種を受けてるのはどれくらい?

でも触れたように、死亡率の高い女性特有のがんである。

原因は、性交渉によるウイルス感染。日本国内では年間約1万5000人が罹患(りかん)し、約3500人(1日に約10人)が死亡している。罹患してから5年経過後の生存率は71%と言われており(大腸がんが73.7%)、非常に恐ろしい病気だ。
 


知っておきたい『子宮頸がん』のこと



子宮頸がんのことをもっと知りたい・・・。
そこで、「横浜・神奈川子宮頸がん予防プロジェクト」の代表で、横浜市立大学附属病院准教授でもある宮城悦子先生に話を伺ってみた。
 


「子宮頸がんを早期に発見するためにも、検診を受けてほしい」と語る宮城先生


子宮頸がんはどんな病気ですか?
子宮頸がんは子宮の頸部(出口付近)にできる女性特有のがんです。
粘膜だけがんになった初期の状態を「上皮内(じょうひない)がん」といい、粘膜の下までがん細胞が広がってしまった状態を「浸潤(しんじゅん)がん」といいます。

ちなみに子宮頸がんの5年経過後の生存率は、この「浸潤がん」の状態での数字。「上皮内がん」の段階なら、適切な治療を受ければほぼ100%まで高くなります。

ウイルスに感染するとみんながんになるのですか?
性交渉によって感染するウイルスは「ヒトパピローマウイルス」(以下HPV)といって、性交渉の経験がある女性の約8割が一生に一度は感染すると言われています。
 


「自分は関係ない」と思っていても誰でも感染する可能性がある


どんな症状があるのですか?
ウイルスに感染して、子宮頸がんに進行してしまったとしても、やっかいなことに初期の段階ではほとんど症状に出ません。そしてがんはじわじわと進行してくると、比較的早い時期に性交渉後の出血(おりものに血が混じってピンク色になる程度)などの症状が現れたり、さらに進行すると頻繁に不正出血や悪臭を伴うような分泌物が出たり、脚の痛みやむくみ、下腹痛、貧血などのいろいろな症状が出てきます。

症状がある場合にがんはかなり進行していることが多く、状況によっては子宮全摘出や放射線治療が必要になり、進行の程度によっては命にかかわることもあります。

どのような治療をするのですか?
初期の段階なら、円錐(えんすい)切除手術で病気の部分を取り除くことが可能です。この頃なら適切な治療や手術を受ければ、転移のリスクはほとんどありません。進行がんになると、広汎(こうはん)子宮全摘出手術や放射線治療が必要になりますので、定期的な婦人科検診をおすすめします。

異形成はがんになる前の状態。検診ならこの段階で発見できる!
話を聞けば聞くほど、検診で早期発見することの重要性がわかる。
 


早期発見で子宮頸部を切除手術。検診の大切さを実感



そこで、実際に子宮頸がんを患った経験のある方に、話を聞いてみた。
HPVの高度異形成(前がん病変)のときに、円錐切除手術した丹所さんだ。
 


丹所さんは検診によって発がんを免れた

 
「検診でHPVに感染しているとわかり、3年目の検診で高度異形成(前がん病変)となり、『このまま放置するとがんになる可能性がある』と医師から言われ、子宮頸部を円錐状に切除する「円錐切除手術」を受けました。

検診は毎年受けていましたが、感染していても自然に消滅することもあるということで高度異形成までは手の打ちようがなく(薬で治るものではなく)、不安な状態が3年も続いたのが一番つらかったです。結果的に高度異形成に進行したわけですが、早期に手術をしたため、事無きを得ました。今でも検診を受けていなかったら、子宮頸がんになっていたんだと考えると、身震いするときがあります。心の底から検診の大切さを知りました」