セレブリティな街をあえて庶民的に旅してみる!はま旅Vol.4「青葉台編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第4回は、緑と街が調和した青葉台駅。セレブ&マダムの街といわれるが、庶民の心をくすぐる癒しの旅となった。
ライター:山口 愛愛
まずは駅からバスに揺られて目的地へ
青葉区にある田園都市線の青葉台駅。この辺りは高級マンションや大きな戸建が多い地域でもある。
セレブリティな街といわれているが・・・実際はどうなのか。
バスロータリーのある北口からスタート
駅ビルと連結している構内を抜け出発。
平日の昼間だがベビーカーを押す主婦や年配の方々、女性グループなどが多く、賑やかである。
改札から出てくる人の波は、バスロータリーへ。
駅周辺は平坦で商業店舗が多いが、住宅地は山、坂が多く、移動手段のメインはバスなのだ。
駅から数百メートル離れると緑に囲まれた高台の高級住宅地に。
セレブ&マダムが多いといわれているが・・・ちょっとマッタ!わたし、この辺りをジャージでよく歩いていましたけど。
北口のシンボルでもあるブロンズ像。彫刻家の茂木弘行さんの作品
そうです、青葉台には我が母校、日本体育大学(言っちゃった・・・!)の健志台キャンパスがあるのです。
「脳ミソまで筋肉じゃないと、女子大生がジャージでバスなんか乗らないよね」などと言われながら通った道。
ということで、まずはバスで母校へ。
「日体大」行きの乗客は美術大学や女子大などの学生も多い
安いボリューム飯をゲットせよ
終点「日体大」のバス停で下車。校門はすぐ目の前
丘を登り、バスに揺られること約15分。終点でおり、日本体育大学へ。
敷地内に野球場やラグビー場などがあり、広すぎるので掛け声を発しながら2号館を目指します。
「えーっさ、えーっさ、え~さっさ!」
わからない方のために、日体大伝統の「えっさっさ」の象
階段を上って一般人も使える学食「スエヒロ」へ。
ここが目的の場所!安くてボリューミーなメニューが揃うのだ。
ジャージ姿のお客さん率98%(推定)どうかご容赦を
トレーには北島康介選手のサインが。一応、後輩にあたります(笑)
在学中に食べていたカレー280円も健在。
「チーズのせジャンボメンチカツセット」で480円など、相撲部のお腹も満たす自慢のメニューが満載。
サンプルだけでもボリュームと安さがわかる
学生に混じってランチを味わうのもいいが、おすすめなのはお弁当。
大盛ごはんにおかずもたっぷりのお弁当が350円~400円。
ごはん2膳分はあるカツ丼も350円
でも今日はご紹介だけ。ひやかしになってしまい、すみません。移動してもう1つおすすめのランチスポットへ。
日体大の校門を出て左手にすすみ、約3分。MHTBメガバックス株式会社。
住宅のリフォームや店舗の空間プロデュースを手掛ける会社だ。さすが、外観、内観もオシャレ。
企業へ何しに?
実はここの1階の社員食堂も一般の方に開放しているのだ。むしろ一般人の方が多いだろう。
1F「タイプールドカフェ」ではヘルシー志向のランチが味わえる
日替わりのタイドプールごはん(この日はハッシュドビーフ丼)をチョイス。
肉の旨みとほんのりした野菜の甘みも感じる。丁寧に作られているのがわかる深い味わい。
丼はずっしりと重い。スープとセットで500円!
意外な出会いがあるのも旅の楽しみ
安い、旨い!で満たされた。よし、少し歩こう。
カフェの前の交差点で幼稚園児のお散歩に遭遇。「こんにちは~」と声を掛けてみると「まーくんに会いに行くの!」と元気な声。田中まー君?井上マー君?先生が指差す、向かいのガソリンスタンドへついて行ってみる。
変哲のない、ガソリンスタンド。
おじさんスタッフが出てきて「こんにちは、まー君です」とか言われたら対処に困るな、と思いながら近付いてみる。
黒い看板が目を引く
看板をよく見てみる。うん?何か気配を感じる。幼稚園児から「まさお、まさお~」の声。
看板の下をよく見てみると。
ブ、ブタちゃん!愛くるしい姿。つぶらな瞳にも癒される。
人気者「まーくん」こと「まさお」君。わらの上でうたた寝
ステキな出会いに癒された。バスで丘を登ってきたので歩いて駅へ向かってみる。
この辺りは緑が多いのどかな住宅地だが、所々に昭和の匂いが感じられる。
スナック「セレブ」。ツッコミ所が満載