セレブリティな街をあえて庶民的に旅してみる!はま旅Vol.4「青葉台編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第4回は、緑と街が調和した青葉台駅。セレブ&マダムの街といわれるが、庶民の心をくすぐる癒しの旅となった。
ライター:山口 愛愛
緑の中で味わう和菓子にほっとひと息
坂を下ると桜台公園が見えてきた。公園で休憩するため、おやつを仕入れに周辺を散策してみる。
目ぼしい店がすぐに見つからなかったので、通りがかりのおばさまに聞いてみると、近くに和菓子屋があるとか。
公園から5分ほど歩くと「どら焼き」の、のぼりを発見。「菓子匠 若野」。
神奈川県指定銘菓に選ばれ、全国菓子大博覧会で大臣栄誉賞を受賞している立派な店だった。
住宅地の中に溶け込んでいる老舗の和菓子屋「若野」
快く対応していただいた、とても明るいご主人
「横濱どら焼き」や「横濱珈琲まどれーぬ」と横浜の名の付くものを買い、再び桜台公園へ。
桜台公園は川と池、遊歩道があり、自然に囲まれている
池の中に変わった石があると思ったらカメだった
有機栽培の小豆などを使った職人技が光る和菓子たち
珈琲まどれーぬの中は黒豆と餡子がたっぷり
やさしい甘さで何個でも食べられそう
地元の方のネタを頼りに旅は続く
池のまわりで休憩している人もちらほら。おばさま2人組に声をかけてみた。
青葉台在住約40年のお2人。「アップにしないでね」(笑)
青葉台の特徴を聞いてみると、やはり自然の豊かさ。
「ふるさと村」や「こどもの国」など自然を生かしたテーマパークがあるのも魅力とのこと。なるほど。
おすすめのお店を聞いてみると、チェーン店ではない、昔ながらの個人店が意外とがんばっていると言い、中華の「将龍」、パン屋の「あおば」をあげてくれた。
桜台公園の近くにある将龍。「かた焼きそばがおいしいですよ」
坂を下り、駅の方まで歩く。田園都市線のガードをくぐり、さらにもう少し進み、左折。
「あおば」が見えてきたので、いざ中へ。
地元の方におすすめされて来たことを話すと、レジに立つお母さんが笑顔で迎えてくれた。ご主人と息子さんと営み、青葉台駅ができた40年前からこの街を見守っているお店だそうだ。
「紹介してくれる気持ちはありがたいけど、小さい店で常連さんの分がなくなってしまうから、宣伝はしてないんですよ」
パンの掲載はOKといってくれたので、中の様子を撮影。
よく見てみると、懐かしいパンが並ぶ。その値段にもビックリした。
子どもの頃から親子で通う常連さんも多いとの話に納得。
甘食70円。ツイスト80円など。フィッシュバーガーもおすすめ
中でも人気はアゲアンパン120円。
お礼を言って店を出て、近くで味わうことにした。
どれも郷愁を誘う素朴な味わい
子どもの頃を思い出す。甘じょっぱさのバランスが最高
そして駅へ戻る。
朝は主婦層が多かったが、午後は高校生や学生の姿が増えていた。
撮影に快く応じてくれた田奈高校の生徒
街の魅力を聞いてみると、やはり緑が多いところとの答え。「自然が多く、のどかで街並みがキレイ」。
若者でもお年よりでも、自然が多いと安らぐんだなと改めて思う。
セレブの街といわれ、もちろんそんな雰囲気も漂っているが、所々に昭和の古き良き香りも漂い、安い価格で商品を提供している庶民的な店も残っていると感じた。なんといっても花や緑に囲まれた散策は気持ちよかった。五感を癒しに、ぜひ足を運んでみてほしい。
■今回のはま旅 「青葉台駅」周辺
・「日本体育大学」 横浜市青葉区鴨志田町1221-1
・「タイドプールカフェ」 横浜市青葉区鴨志田町813-5
・「菓子匠 若野 本店」 横浜市青葉区松風台35-18
・「桜台公園」 横浜市青葉区桜台42
― 終わり ―
mmmさん
2012年01月04日 18時36分
学食だけでも食べにいきたいな~あ、最後の高校生2人かわいいですね^^*
dekomoさん
2011年12月04日 03時44分
地元ですが大変面白かったです。鴨志田中央近辺の食べ物屋さんも面白いですよ。たのしい情報ありがとうございました