青葉区市ケ尾にある「おさかな広場」の名前の由来は?
ココがキニナル!
青葉区に「市ヶ尾おさかな広場」という小さな広場があります。どういう由来で作られた広場なのでしょう。海は遠いと思うのですが。(ぽぽ1さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
広場にある魚のオブジェ“魚 風景”に因んで、一般公募で決められた名前だった!オブジェは『市ヶ尾彫刻のプロムナード』にある11個の彫刻のひとつ。
ライター:田中 大輔
今回のキニナルの舞台は、青葉区市ケ尾。
東急田園都市線の市が尾駅は各駅停車しか停まらないが、青葉区役所などが入る総合庁舎がある区行政の中心地だ。
その市ケ尾に「おさかな広場」なる広場があるとのこと。
青葉区と言えば、海からは相当離れた場所だし、魚にまつわる話というのも聞いたことがない。
いったいどうして「おさかな」を冠した名前が付けられているのだろうか。
「おさかな広場」はどんな場所?
何はともあれ現地へ。
市が尾駅西口から、歩道橋で246号線を渡って5分ほど歩いた場所に問題の広場はある。
地名は“市ケ尾”だが、駅名は“市が尾”
交差点の一角に造られた広場なのだが、その交差点の名前が・・・
交差点の名前にまでなっている
「市ケ尾おさかな広場」。
なかなかどうして市民権を得た名前のようだ。
で、その広場はと言うと、こんな感じ。
なにがあるわけでもなく、特別に広いわけでもない
広場と言ってもさほど広くはなく、ベンチがいくつか置かれただけのスペースだ。
青葉区の公式サイトによれば、面積は156㎡。子どもが遊び回ると言うよりも、散歩の途中に休憩するのに利用されていそうな感じ。
「市ヶ尾彫刻のプロムナード」を歩く
ベンチのほかにあるものと言えば、コレ。
真ん中に四角い穴のあいた「おさかな」の像(?)
魚をモチーフにした、なんらかのオブジェ。
恐らくはコレが「おさかな広場」の由来なんだろうが、果たしてこのオブジェはなんなのだろうか。
青葉区役所に問い合わせてみたところ、あの作品は「『市ヶ尾彫刻のプロムナード』の一環なんです」という答え。
区役所のほか、公会堂なども入る青葉区総合庁舎
『市ヶ尾彫刻のプロムナード』は、まだ市ケ尾が緑区に属していた1991(平成3)年に造られたもの。
身近で魅力ある街並みを作る、という目的で歩道や公園の整備、さらには7体の彫刻の設置などが一体的に行われた事業のことだ。
その7体の彫刻のひとつがこの「おさかな」というわけだ。
アップで見ると、けっこう可愛い顔をしている