青葉区市ケ尾にある「おさかな広場」の名前の由来は?
ココがキニナル!
青葉区に「市ヶ尾おさかな広場」という小さな広場があります。どういう由来で作られた広場なのでしょう。海は遠いと思うのですが。(ぽぽ1さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
広場にある魚のオブジェ“魚 風景”に因んで、一般公募で決められた名前だった!オブジェは『市ヶ尾彫刻のプロムナード』にある11個の彫刻のひとつ。
ライター:田中 大輔
「市ヶ尾彫刻のプロムナード」を歩く
(続き)
その後、彫刻の数は増やされ、現在では市が尾駅から青葉区総合庁舎の辺りに合計11体の芸術作品が設置されているんだとか。
区役所からいただいた、現在の『市ヶ尾彫刻のプロムナード』の地図
実際にすべてのオブジェを見て回ったが、すべて徒歩圏内にあるのでちょっとした散歩コースとして利用できそうなイメージ。
“ユニコーンのいるバードテーブル”という作品
これは素人にも分かりやすい“イチガオ・スウィング”
全部で10人の芸術家が参加しているようで、それぞれの作品には作者の名前と作品タイトルが刻まれている。
“このまちはぼくたちのもの”。こんな抽象的な作品や・・・
この“本を読むネコ”のようなポップな作品まで
例の「おさかな」以外は、一般的な名前の公園や歩道、公的な建物の敷地内などに設置されていて、「おさかな広場」のような特別な名前の場所にあるわけではない。
やはり、「おさかな」だけがちょっと特殊なケースのようだ。
実はフランス生まれ!?
改めて区役所の方に、なぜ市ケ尾に魚のオブジェが造られたのかを聞いてみた。
しかし、「残念ながらどうしてあの作品が造られたかは、資料が残っておらず分かりませんでした」との回答。
ならば造った本人に聞けばいいのだ、と言いたいところなのだが……。
「おさかな」の作者は、フランソワ=クザヴィエ・ラランヌというフランス生まれの芸術家で、2008(平成20)年に亡くなっている。
つまり、なぜ「おさかな」なのかは知ることができそうにない。
この作品だけが海外の作家によるものだった
ただ、ほかの作品を見ても、特に市ケ尾の地域性にこだわったものばかりというわけではない。
市ケ尾にユニコーンはいないだろうし、裸でサックスを吹く人が実在したわけでもないだろう。
よく見ると、実は上半身ハダカだった
そう考えれば、市ケ尾というキーワードというよりも、単純に各作者の一作品だったということなのかもしれない。