DeNAベイスターズ緊急補強! コーコラン投手の入団会見をレポート!
ココがキニナル!
投手不足に悩むDeNAベイスターズが獲得した新外国人投手、ティム・コーコラン投手の入団会見の様子をお届け!(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
真面目で知的な印象のコーコラン投手は「日本の野球に対応したい」と前向き。CS出場に向け「自分の力を発揮してチームの勝利に貢献したい」と語った
ライター:田中 大輔
今季開幕から好調を維持し、ファンの期待も大いに高まった横浜DeNAベイスターズ。
しかし現在は、交流戦での不調が響き気付けば借金12の5位と厳しい状況に。
12球団2位、セ・リーグではトップの得点力を誇りながら、開幕前から、というか何年も不安材料となっている投手陣が今シーズンも苦しんでいる。
チーム防御率は12球団ワーストの4.66。236得点を挙げても、283失点しているのだから、なかなか成績は上がらないというもの。
そんなチームの救世主となるべく白羽の矢が立ったのが、先日来日した新外国人のティム・コーコラン投手。6月10日(月)、横浜市内の球団事務所で入団会見が行われた。
ティム・コーコラン、入団!
アメリカはルイジアナ州出身の右腕は、1996(平成8)年にメッツからドラフト指名を受けて以降、マイナーリーグを中心にプレーしてきた。
会見に臨むコーコラン。どことなくビジネスマンっぽい
2005(平成17)年から2007(平成19)年にかけてはメジャーリーグでの出場経験もあり、40試合で5勝9敗。今季はアトランタ・ブレーブス傘下のAAAでプレーし、10試合で3勝4敗という成績を残している。
「チームは厳しい、苦しい戦いを続けている」と同席した高田繁ゼネラル・マネージャー(GM)の言葉で会見がスタート。
当然のことながら、高田GMもかなりの期待をかけているようだ
その現状を打破すべく獲得したコーコランの魅力については「まとまっているピッチャー」と表現。
「コンスタントに145キロ前後の真っ直ぐが投げられて、変化球も多彩」と評価し、「先発ピッチャーとして十分にやってくれると判断して獲得しました」と続けた。
「日本の野球に順応する」
「ローテーションに入ってもらいたい」と高田GMに期待をかけられたコーコランは会見の冒頭で「入団できてうれしい」とコメント。
会見を通して真面目そうなナイスガイという印象を受けたコーコランは、35歳のベテランということもあってか、冷静かつ謙虚に目標を語る。
言葉を選びながらゆっくりと話すコーコランは、勤勉そうな印象
日本の野球について「アメリカと違って盗塁も多いし、バッターはしっかり(バットに)当ててくるイメージがある」と分析し、「日本の野球に合わせて対応していきたい」と柔軟な姿勢。
変化球は2種類のカーブ、スライダー、チェンジアップにシンカーと多彩で、特にカーブに自信を持っているとのこと。大きくたてに割れるカーブと横に曲がるカーブはいずれも最大の武器で、「三振の取れるボール」と力強く話した。
多彩な変化球は日本で活躍する上で欠かせない要素
とはいえ、動くボールで打たせてアウトを取るのが彼のスタイル。
メジャー時代にはイチローとの対戦もあったそうで、「ゴロで打ち取ったよ」とニコリ。
ベイスターズでも同じように日本人選手たちを打ち取ってくれることを期待したいところだ。