今年も始動!横浜DeNAベイスターズジュニア、選考会迫る!
ココがキニナル!
鈴木尚典(たかのり)さんを監督に迎え、初優勝を目指すDeNAベイスターズジュニア。大会にかける意気込みや、どんな選手が選ばれるのかを鈴木さんに直撃!
ライター:田中 大輔
プロ野球も折り返しを過ぎ、横浜DeNAベイスターズも奮闘中。
高校野球の地区予選も始まり、全国でも指折りの激戦区である県内では連日熱い戦いが繰り広げられている。
そんな野球ファンの熱い夏に、もうひとつ野球の話題を。
今年で9回目を迎える「NPB12球団 ジュニアトーナメント2013」に向け、昨年同様、DeNAベイスターズでも選考会参加者の募集が始まっている(詳細は記事末)。
鈴木監督のもとで髙城に続け!
子どもたちが“プロ野球への夢”を身近に感じられるようにとの理念で開かれるこのトーナメントは、セパ12球団がそれぞれの地元の小学6年生でチームを作り、頂点を目指すという大会だ。
今年も12月27日から札幌ドームでの開催が予定されている。
昨年のDeNAベイスターズジュニア。結団式での1枚
DeNAベイスターズで活躍する髙城俊人選手(福岡ソフトバンクジュニア)や、今ドラフトの注目株である桐光学園の松井裕樹投手(横浜ベイスターズジュニア)も経験した舞台として知られている。
髙城のようにジュニアチームからプロに入った選手もいる
昨年は球団OBの小山田保裕さんを監督に、札幌ドームで行われた大会に挑んだが残念ながら予選リーグで敗退。
今年は同じくOBの“ハマの安打製造機”鈴木尚典さんを監督に据え、雪辱を狙う。
新監督は“ハマの安打製造機”
7月24日(水)、25日(木)の第1次選考会を前に、今年のジュニアチームの監督を務める鈴木尚典さんに話を聞いた。
今の心境を「すごく楽しみ」と話す鈴木さんは、「まだDeNAベイスターズ(ジュニア)は、前身時代も含め、優勝がない。初めての優勝を目指して“やってやろう”という気持ちでいます」と意気込んでいる。
ファンにはおなじみの鈴木さん。98年優勝時の中心選手だった
2008(平成20)年の現役引退後、ファームで2年間コーチを務めた鈴木さんは、昨年の小山田さん同様に球団の事業を通じて子どもへの指導経験も豊富だ。
しかし、当然ながらプロと子どもでは教え方も変わってくる。
「プロ野球選手に教えるように子どもに指導しても、なかなか理解できない」と言う鈴木さんだが、「でも、僕も野球少年だったので」と笑う。
「自分が12歳のころ、どんなことを考えていたか思い出して、同じ目線も持ちながら接していきたい」とのこと。
子どもに教える時は言葉の使い方にも気を使うそうだ
また、鈴木さんは日ごろの学校訪問や野球教室で、多いときには週に700人もの子どもと触れ合う機会も持っている。
「そういう経験も活かして、上手くコミュニケーションを取れる自信はあります」と話してくれた。