横浜にこんなすごい会社があった!Vol.4「日本で初めてコインロッカーや国産自動車用キーを開発、株式会社アルファ」
ココがキニナル!
横浜にこんなすごい会社があった! 第4回は日本で初めてコインロッカーや国産自動車用キーを開発した、総合ロックメーカー「株式会社アルファ」をご紹介!
ライター:吉田 忍
世界一や日本一、日本でここだけという企業が横浜にもたくさんある。世界に名だたる有名企業もあれば、知る人ぞ知るという会社もある。
そんな企業を訪ねて、一番やここだけの製品や技術を紹介するシリーズ。「横浜のすごい会社」第4回は、数多くの世界初や日本初を持つ総合ロックメーカー、株式会社アルファをご紹介。
まずはこの写真を見て頂きたい。
鍵と聞いてまず思い浮かぶのはこの南京錠
写真の鍵のブランドマークを見て「あっ、見たことがある」と思われた方が多いのではなかろうか?
株式会社アルファは、南京錠の国内トップシェアを誇っている。
株式会社アルファ本社は金沢区福浦にある
今回ご紹介するのは金沢区福浦にある鍵の総合ロックメーカー、株式会社アルファ(資本金27億6000万円、従業員数単体537名、連結3890名)。
数多くの世界初と日本初
株式会社アルファは南京錠のシェア1位だけではない。多くの世界初や日本初がある。
鍵の歴史や製品が展示されているショールームでお話を伺った
経営企画部の鈴木さんと石渡さん
日本で初めてシリンダー錠を量産
住宅用のシリンダー錠(鍵を差し込む本体部分が円筒形をしている錠)
レバータンブラー式の鍵
1920年代、鍵は前方後円墳のような形の鍵穴のレバータンブラー式で注文生産が普通だった。そんな時代に量産可能なシリンダー錠を金物店へルート販売するという画期的なビジネスモデルを創った。
日本初の八万ロックを製造
現在でもゲーム機や自動販売機などで使われている八万ロック
八万(はちまん)ロックという名称は、技術者から「この鍵は計算上、八万二千通りの鍵違い数」だと聞いた創業者が命名したものだが、実は八十二万通りの間違いだった。すぐに訂正されたが、八十万では語呂が悪いので、そのまま八万ロックと命名。現在でもこの種の鍵の通称となっている。