球団初の二桁勝利に期待!横浜DeNAベイスターズに久保投手が加入!
ココがキニナル!
横浜ベイスターズが阪神タイガースからFA宣言していた久保康友投手を獲得! 入団会見の模様をお届け!(はまれぽ編集部)
ライター:はまれぽ編集部
「必要とされるチームで投げたい」
プロ野球・横浜DeNAベイスターズは、阪神タイガースからFA(フリーエージェント)宣言をしていた久保康友投手(33)の獲得を発表した。推定年俸は2年総額2億5000万円。背番号は未定。
12月3日(火)に横浜市内の球団事務所で行われた入団会見で、久保投手は「自分が加入したから優勝できたと言ってもらえるよう、チームに貢献したい」と新天地での意気込みを語った。
入団会見に臨んだ久保投手
久保投手は2005(平成17)年、松下電器から当時の「自由獲得枠」で千葉ロッテマリーンズに入団。ルーキーイヤーから10勝(3敗)の好成績で新人王を獲得。2009(平成21)年には阪神タイガースに移籍し、10年には14勝(5敗)を上げるなど、主に先発投手として活躍。今シーズンは3勝4敗6セーブの成績だった。通算成績は68勝63敗6セーブ。
会見には高田繁GM(ゼネラルマネージャー)も同席。「オフの一番の補強ポイントと考えていた先発投手を獲得できた。二桁勝利はもちろん、若手の見本にもなってほしい」と期待を寄せた。
「三浦大輔投手と二枚看板で」という高田GM(左)
移籍に際しては、家族や(阪神タイガースの)チームメート、裏方さんに強く慰留されたというが、「自分を必要としてくれる場所でやりたい」という気持ちもあったため、最終的に決断したのは「本当に数日前」という。“プロとして必要とされること”が移籍を決めた最大の理由だったことを明かした。
入団前には中畑清監督から直接電話があったという。その中で「一緒にチームを変えてほしい。球団史上初めての二桁勝利になってほしい」という言葉をかけられ、「自分を本当に必要としてくれていると感じ、グラッときた」のだという。久保投手は「プロ野球選手として、本当にありがたい言葉。プレッシャーはあるが、それも意気に感じてプレーしたい」と何度も「意気」という言葉を口にした。
入団への想いを語る久保投手
ただ、中畑監督の電話が最終的な決め手かと問われると「そういうことにしておきます(笑)」と笑みを漏らした。
笑顔も交えての会見となった
中畑監督の印象については、「非常に熱い方で、優勝したいという気持ちがひしひし伝わってくる」という。
5年間在籍した阪神タイガースへの思いは「タイガースには感謝の気持ちしかない。ただ、自分はプロ野球選手なので、この気持ちはプレーで返すしかない。タイガースにとっては仇となるかもしれないが、それぐらいのピッチングをベイスターズファンに見せたい」と既に戦闘モードにスイッチを切り替えていた。
気持ちはもうベイスターズの一員!
改めて、ベイスターズの一員となる今の気持ちを問われると、「加入してチームが優勝することが本当の貢献だと思っている。『久保が入ったから優勝できた』といってもらえるように頑張りたい」と意気込んだ。
来季に向けての目標は「自分はプロに入って(9年間)具体的な数字を掲げたことはないが、毎年、今シーズンの自分を越えることを目指している。それができれば、高田GMや中畑監督が期待している結果はついてくると思う」と自信をのぞかせた。
目標は「今の自分を越えること」
取材を終えて
今季リーグ最下位の防御率に沈んだチームだけに、久保投手の加入は大きい。
即戦力だけでない要素も期待される久保投手
先日契約更改を行った中村紀洋選手もクライマックスシリーズ(CS)出場、さらには優勝という言葉を口にしていた。今季5年ぶりに最下位を脱出し、悲願のCS出場、さらには1998(平成10)年以来の優勝に向けて着々と戦力が整いつつある横浜DeNAベイスターズ。来季の戦いに期待しよう!
―終わり―
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