来年はCS! 横浜DeNAベイスターズ・中村紀洋選手が契約更改!
ココがキニナル!
今季2000本安打と通算400本塁打を達成した横浜DeNAベイスターズ・中村紀洋選手が契約更改。その後の記者会見の様子をお届け(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:はまれぽ編集部
ファンのため!
プロ野球・横浜DeNAベイスターズの中村紀洋選手が29日、横浜市内の球団事務所で契約更改を行い、今季の年俸3000万円から2000万円アップの5000万円(金額はいずれも推定)でサインした。
中村選手は今季122試合に出場し打率2割8分1厘、14本塁打、61打点の活躍。チームを5年ぶりに最下位から引き上げる原動力となり、5月にはバッターの勲章でもある通算2000本安打を達成。6月にはプロ野球史上18人目となる400本塁打も記録した。
2000本安打達成セレモニーの様子
シーズン終了後に行われた事前交渉では「球団の提示額を受け入れなければ自由契約」と通告されたという報道があったが、ファンのことを第一に考え、サインを終えた中村選手の表情は晴れやかだった。
契約更改後、会見に臨む中村選手
以下は、契約更改を終えた会見での中村選手の言葉を余すところなく報告する。
―契約を終えた今の心境は?
「いろいろな報道でファンの方々に心配とご迷惑を掛けた。今はすっきりしている」
―サインをした理由は?
「報道があって、ベイスターズファンから多くのコメントをもらった。そのファンをまだ本当の意味で喜ばせてあげられていないと感じたのが一番の決め手」
―交渉の席ではどんなやりとりがあったのですか?
「春田(真)オーナーから『プロ野球選手は夢を与える仕事だし、ファンに対して夢を与える球団になりきれていない。来年も今年同様、頑張ってもらわないと困る』といってもらった。本当に感謝している」
感謝の言葉を口にする中村選手
―中村選手からはなんと言いましたか?
「ありがたい言葉をいただいたので、『来年も勝負させてほしい』とお願いした」
―2000本安打も達成したし40歳という年齢もある。FA(フリーエージェント)の権利も取得した。サインを終えた気持ちを改めて教えてください
「あたたかい言葉をもらったベイスターズファンに喜んでほしい気持ちでいっぱい。来年はクライマックスシリーズ(CS)に出てファンと喜びを分かち合いたい。『スタジアムで暴れている中村選手の姿を見たい』というファンの気持ちに応えたい」
ファンとともに喜びを、という中村選手
―家族とはどのような話をしましたか?
「家族には『来年もチャンスをもらえたので、頑張る』と伝えた。娘には『野球をしていないパパは、パパじゃない』と言われたので1年でも長く野球を続けたい」
―チームの現状をどう考えていますか?
「優勝はおこがましいかもしれないが(笑)、CS出場の可能性はゼロでないと思う。若い選手が多いチームなので、そういう大舞台の野球を経験してほしいし、そのためには自分がしてきたことしかできないが積極的にアドバイスしていきたい」
―来季に向けて、どういう姿勢で取り組みますか?
「もう41歳なので無茶はできないが、なるべくケガをしない強い体作りをして今年以上の成績を残したい」
意気込みも新たに来季に向けて始動した中村選手
取材を終えて
会見中、中村選手が何度も口にしたのは「感謝」という言葉とファンへの想い、CSへの情熱。
来季、横浜DeNAベイスターズがCS出場、さらには優勝を目指すには中村選手の打棒は欠かせない。来季も「暴れん坊将軍」のテーマソングに乗って打席に向かう中村選手の姿を横浜スタジアムで見るのが待ち遠しい。
―終わり―
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かにゃさん
2013年11月30日 22時44分
あれ、ベイスターズ関連なのに、田中大輔ライターじゃないんだ。
take-sanさん
2013年11月30日 02時04分
我ら中年の星、ノリさん。来年も声が枯れるまで応援するぞぉ!