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横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.28 「鴨居商栄会」で鶴見川の桜並木を愛でながらいただく「お花見ランチ」を購入!

ココがキニナル!

「エッセン」でベーコン入りフランスパン、「ニューデリカ」で焼き鳥、「竹井商店」でドイツビール、しみずフルーツで「いちご」を購入。お花見ランチセットが完成!

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ライター:藤井 涼子

今回の「1000ぶら」の舞台は「鴨居商栄会」。JR横浜線鴨居駅の改札南口から出て、その先に広がる商店街だ。さて、何を買いに行こうか。

今日で2月も終わり、明日からは3月。この冬は特に寒かった・・・。2度も大雪警報が出るなど横浜も例年にない寒い日々が続き、もうそろそろ暖かい春がやってきてほしいと切実に思う日々が続いた。「3月」と聞くと、ようやく春が近づいてきた気持ちになってくる。

鴨居駅に降りると陽だまりが暖かい。近くを流れる鶴見川沿いには桜の木がたくさんあって、春にはお花見が楽しめそうだ。今日は、少し気が早いが商店街で「お花見しながら食べたいランチ」をぶらりと探しに行くことに。
 

鴨居駅南口を出て、鴨居商栄会へ!


 


アーケードはなく、街灯のところに「鴨居商栄会」とある


まずは鴨居商栄会会長の千頭和乙彦(ちずわおとひこ)さんのいるお店へ。
 


店名は「フジミヤの家具」


現在は、店頭販売を縮小し、千頭和さんの息子さんが「FKコーポレーション」という名で家具のネットショップを運営しているそう。
フジミヤの家具は、千頭和さんのお父さんが1926(昭和元)年天王町で家具店をオープンしたことから始まる。

その後、千頭和さんの代になり、38年前の1976(昭和51)年に鴨居に移転。現在は歯科医院になっている場所で地元に密着した家具店を営んでいた。
 


当時の店舗前の写真。奥さんの恵美子さんと千頭和さん
 

現在の店舗内の様子


今はネットショップの方が中心だが、昔からのお客さんのために小さく店舗を構えているとのこと。千頭和さんに鴨居商栄会の歴史について伺った。
現在の加盟店は約50店舗。20年ほど前には100店舗以上あり、徐々に少なくなってしまったとのこと。
 


1997(平成9)年、週末に開催されたファミリーバザールの様子
 

大きなにぎわいを見せたそう


7年前の2007(平成19)年には、鴨居駅北口(鴨居商栄会と反対側の改札から徒歩7分)に大型商業施設ららぽーと横浜がオープン。「その後にお客さんの数など、商栄会に影響はありましたか?」と聞いてみたが「ほとんど影響はない」との返事だった。

「ららぽーとは遠方からのお客さんが多いようだし、こちらの商店街は地元のお客さんが多く、客層が異なる」とのこと。対象としているお客さんをちゃんと認識しているお店が多いのだろう。実際に鴨居駅南口を歩いている人の数も多かった。

鴨居商栄会で行われるイベントは、7月の盆踊り大会と、12月の歳末大セールなのだそう。
 


盆踊り大会のチラシ
 

昨年の12月に開催された「歳末福引き大売出し」のチラシ


歳末セールでは、1000円のお買いもので1回クジを引けるそうで、昨年の特賞は成田山初詣ツアーペアご招待(お弁当付き)、1等は現金5000円、2等は歌謡ショーペアご招待(長山洋子・細川たかし)、3等は現金1000円・・・などが当たる。賞品の順位にツッコミどころが満載で面白い。

昨年、テレビ神奈川の取材で音楽家の秦万里子(はたまりこ)さんが来たとのことで、鴨居商栄会も店舗数は減っているとはいえ、まだまだ元気がある商店街のようだ。
ちなみに、鴨居の地名の由来は「鴨が居る」からだそう。やっぱり!
 


鶴見川は鴨漁で有名だったそうだ。今も野鳥が多く見られるらしい


それでは、「お花見で食べたいランチ」を探しに出発!