横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.28 「鴨居商栄会」で鶴見川の桜並木を愛でながらいただく「お花見ランチ」を購入!
ココがキニナル!
「エッセン」でベーコン入りフランスパン、「ニューデリカ」で焼き鳥、「竹井商店」でドイツビール、しみずフルーツで「いちご」を購入。お花見ランチセットが完成!
ライター:藤井 涼子
地元に愛される移動販売のパン屋さん
はじめに行ったのはパン屋さんの「エッセン」。
大きな道から細い路地を少し入っていくとエッセンはある
以前「はま旅」の記事でも紹介している。
お忙しい時間に失礼します
エッセンは移動販売をメインとしているパン屋さん。現在11台の販売車で横浜市、川崎市、藤沢市を回っていて東京にも1台の車が販売に行っているそう。
店内はとても美味しそうなパンの香りが漂う。
人気のパンは、けしの実のパン「モーン」やアップルパイの「アプフェル」。
アプフェル200円(左)、モーン180円
創業は1981(昭和56)年、今年で33年目になる。職人たちが毎日手作りしているパンは地元の人にも愛されているようで、取材中にも何人も買いに来ている人がいた。
お話を伺ったスタッフの岩岡さん(左)と長島さん
パンだけでなく、クッキーやケーキも販売していて、特にクッキーは移動販売でも人気商品だそう。
クッキーとラスク、各600円。両方とも大きな袋にたっぷり入っていて美味しそう
「お花見ランチ」で食べるパンを購入しよう。たくさんのパンが並んでいて迷ってしまう。人気商品というモーンも美味しそうだが、ここはやはり主食となるパンを買うことに。
フランスパンの中にベーコンを入れた「ベーコンエピ」180円を購入
主食のパンが買えたので、次はおかずを買いに行こう。
値段も品ぞろえも魅力的!焼き鳥とフライのお店へ
続いて向かったのは惣菜店の「ニューデリカ」。
美味しそうな焼き鳥とフライが並ぶ。
焼き鳥はすべて1本90円! どれもおいしそうだ
お店は創業32年目。お話を伺った店主の岩脇理朗(いわわきみちろう)さん。
焼き鳥は1日1000~1200本売れる
「お客さんの6割は主婦だよ」と話す岩脇さん。手ごろな価格で焼き鳥や揚げ物が買えるので魅力的だ。話を聞いている間にも、お客さんが焼き鳥を10本、15本と購入していくので驚いた。みんな常連さんのようで、迷うことなく注文していた。
お店は年中無休。前日に焼き鳥の串打ちなどの仕込みを行い、次の日に焼いて販売する、という流れなので「1日だけ休むとかできないんだよ」とのこと。
ボリューム満点のチキンカツ1枚180円
パン粉も新鮮な生パン粉のみを使用。少しでも古くなると「美味しくないから使わない」というこだわりっぷりだ。
やはりここでも「ららぽーと横浜ができた後でも、客足に変化はない」とのことだった。確かに近所に住む地元のお客さんをターゲットとしたお店は影響が少ないのかもしれない。もちろん見ているだけで、あれもこれも、と買いたくなる魅力があるお店だからこそ、ということもあるだろう。
目移りしながらも「お花見ランチ」用に、ひなジャンボとねぎま(各90円)を1本ずつ購入した。
ひなジャンボは人気ナンバーワン商品だそう