中央卸売市場が行っている市場探検隊ツアーって何?
ココがキニナル!
毎月第1,3土曜日に横浜市中央卸売市場が行っているイベントの中の、市場の探検ツアーが最近気になります。(いぶちん☆さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
探検隊ツアーは、-40℃の冷蔵室の中を体感できるなど、市場ならではの内容が盛りだくさん!ただ、市場に行った際は他のイベントにも参加してほしい。
ライター:赤司 研介
横浜市中央卸売市場本場。その歴史は古く、誕生したのは昭和6年のことである。
敷地面積は106.211平方メートル。横浜スタジアムのちょうど4個分ほどの広さだ。
その後、食肉市場、南部市場が開設され、本場を含む3つがまとめて中央卸売市場とされた。
3つとも横浜市中央卸売市場なのだ
早速取材を依頼。早朝から市場へGO!
今回の取材の目的である市場探検隊ツアーとは、毎月第1・第3土曜日に中央卸売市場の本場水産物部で行われている魚食普及イベント、「ハマの市場を楽しもう!」のプログラムのひとつ。参加は無料となっている。取材を申し込むと市場の方が案内してくれることになった。
やってきました、中央卸売市場本場
AM8:30 すでにお客さんの姿が見受けられた
案内してくれた河本さん
市場探検隊ツアーは、なかなかの盛況ぶり
ツアー開始時刻の10時。集合場所はスタートを待つお客さんで賑わっていた。
まもなくナビゲーターの合図があり、探検隊出発!
年配の方が中心ではあるが、若者の姿も
まずは市場内の神社を見学
続いて食堂などがある関連棟へ
さまざまなお店が軒を連ねる
関連棟を抜けると、ナビゲーターから「次は超低温冷蔵室に入っていただきます!」とのアナウンスが。
超低温冷蔵室は、マグロなどを保存しておくための施設で、中はなんとマイナス40℃なのだとか。
エレベーターから寒さ対策万全の人が。不安が高まる
意を決し、突入!
入り口のゲートが開いた途端、強烈な冷気に襲われた。一瞬で鼻毛が凍り、ファサファサする。
奥へ進もうと試みるが、足がうまく前に出ない。まもなく体が危険信号を発する。死ぬほど寒いとはこういうことか。
ただただ、寒い!
当たり前だが、どこもかしこもカチコチだ!
スタッフの方に、この中でどれくらいの時間作業をするのか尋ねてみると「1時間はやりますよ」とのこと。とてもじゃないが信じられない。何はともあれ冷蔵庫を後にし、外気に触れると体中が歓喜するのを感じる。暖かいということがどれだけありがたいことか、再確認するにはいいかもしれない。
「寒いとしか言えない」とのこと。ごもっとも!
続いてやってきたのは、発泡スチロールの再処理施設。
ここで発泡スチロールをプラスチックの原料に再生しているのだそうだ。
使用済み発泡スチロールを機械で砕き
圧縮されプラスチックの原料になる
そして冷凍品などの低温売り場、活魚槽と進み、マグロのセリ場を見学してツアーは終了。
所要時間は約30分ほどだった。
赤ちゃん連れでツアーに参加していたご家族も
さて、この市場探検隊ツアー。冷蔵庫に入ってみる価値はあるが、ツアー目的で来ると物足りなさが残るだろう。
そこでイベント内の、他のプログラムも紹介しておく。