中央卸売市場が行っている市場探検隊ツアーって何?
ココがキニナル!
毎月第1,3土曜日に横浜市中央卸売市場が行っているイベントの中の、市場の探検ツアーが最近気になります。(いぶちん☆さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
探検隊ツアーは、-40℃の冷蔵室の中を体感できるなど、市場ならではの内容が盛りだくさん!ただ、市場に行った際は他のイベントにも参加してほしい。
ライター:赤司 研介
「ハマの市場を楽しもう」は、内容盛りだくさん!
まず最初に来たいのが、9時から始まる魚河岸汁(うおがしじる)の配布プログラム。
この日配られていたのはワタリガニのみそ汁だった。具材は毎回異なるそうだ。
一日限定300食。いつも30分ほどで売り切れるらしい
カニの出汁がよくでている
マリノスサポーターの団体さんも
10回以上イベントに来ているというご夫婦
しかし残念なことに、魚河岸汁は10月ごろまで配布を中止するそうだ。河本さんに理由を尋ねると「だって暑いでしょ」とのこと。ごもっともです。でも、その代わりに練り物などの配布を企画しているらしいのでご安心を。
次に見ておきたいのがマグロの解体ショー。
大きなマグロが、ものの5分でバラバラにされる様は、なかなか見応えがあった。
マグロって本当に、でかい!
左が身を切る用、右が骨を切る用の包丁。まるで日本刀のようだ
マグロが解体されるムービーはここをクリック
(Facebook動画にリンクしています)
ちなみにマグロの解体ショーは、9時からと9時半から、2カ所で行われている。一方では職人さんがマグロを手際よくさばく様を見ることができ、じっくりと見たい人におすすめ。もう一方では解体体験ができたりマグロの重量当てクイズがあったりと、お客が参加できるようになっているので、ワイワイ楽しいのが好きという人におすすめだ。
筆者(左から2番目)も出しゃばって解体を体験。怖い!
続いておすすめなのが、お魚さばき教室。こちらでは魚のプロに三枚おろしを教わることができる。
このプログラムはイベント中随時行われているので、ほかのプログラムの合間に来るといいかもしれない。
8ヶ月の果穂ちゃんと奥様と3人で来ていた山田さん
意外に男性の参加者が多かった
そして10時半からは、お魚マイスターによるお魚教室。
この日はイサキをテーマにした授業が行われた。試食タイムがうれしい。
マイスターの周りには人だかりが
この後、本場水産部仲卸業者の中で唯一のお魚マイスターで、イベントの実行委員長(取材時点)をされている岩本さんに、お話を伺うことができた。イベントはスタートして実はまだ2~3年で、魚食の普及と、売り上げが低迷する市場を盛り上げるため、一般のお客に市場を開放しようと考えたのが始まり。マイスターの資格を取ったのも、市場を盛り上げたかったからなのだとか。
その岩本さんによれば、市場の魅力はやはり「安さ」。スーパーなどよりも大体2割程度安いのだそうだ。
最後に、イベントの今後について訪ねると、岩本さんは次のように語ってくれた。
「私はこの市場に30年前の活気を取り戻したい。そのためには魚だけでなく、市場全体でイベントを盛り上げていかなきゃならない。まだまだがんばりますよ!」
お魚マイスターは、魚の素晴らしさを伝える「語り部」であり「伝道師」だと、岩本さんは話す
取材を終えて
市場探検隊ツアーを含む「ハマの市場を楽しもう」は、低迷する市場を盛り上げようとする市場の人々の熱い試みでもあった。エンターテイメント性はまだまだ高いとは言えないが、あまり機会のない市場に気軽に入ることができ、いろんな催しもあり、新鮮な魚が安く買えることでリピーターも多いようだ。
個人的には「市場デート」なんていうのも悪くないような気がしているが、みなさんはいかがだろうか。ちなみに、イベントの開催時刻は午前9時~11時。プログラムをすべて見てまわるとなると、実はかなりの過密スケジュールになるため、ポイントを絞ることをおすすめする。
「ハマの市場を楽しもう!」プログラム タイムテーブル
9:00/9:30~ 仲卸売場での仕入れ体験(マグロの解体および実演販売)
9:30~ お魚さばき方教室
10:00~ 市場探検隊
10:30~ お魚マイスターによる魚の教室
※ プログラムは取材時のものです。詳しくは横浜市経済局のホームページをご確認ください。
横浜市経済局 「ハマの市場を楽しもう」紹介ページ
― 終わり ―
とうさんさん
2013年03月27日 11時37分
今度行ってみよ~
素敵なパパさん
2011年06月21日 10時43分
中央卸売市場でこんなことやってたんだ~。一度。お魚さばき方教室に行ってみたい。