スラックスが「99円」!? 驚異の激安衣料店「ファッションプラザタカハシ」ってどんなお店?
ココがキニナル!
国道16号線・下白根交差点近くのファッションプラザタカハシ。三ツ境のハマモードと戦ってるのか?と思うくらい品揃えも良く激安でした。ぜひ調査お願いします!(Chihirock!さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
驚異の激安で「安かろう悪かろう」ではなく「安いが良質」の限界で商品を探し研究し提供するファッションプラザタカハシ。ハマモードとは戦っていない
ライター:クドー・シュンサク
「相当安いらしいんですよぉ、相当。ほんとに相当安いんですよ」って言うのはいつものメガネくん(編集部・宮城)。どれくらい安いのか聞いてみると「相当ですよ~」
何かに例えるか具体的に言ってみるとかしないんだね、メガネ。ちょっと隙があると「この前○○って番組にモー娘。が出てたんですよぉ~。それでメンバーの・・・(以下略)」
相鉄線の西谷駅にある安さがキニナルお店へ、オネープロジェクトのメガネくんと。
ただ安いだけじゃない「ファッションプラザタカハシ」
やっと、安さについて口を開いたメガネくん。「なんか、ほんとに何百円とかで買える服がたくさんあるようですよ」
神奈川県内を中心に、東京、埼玉も含めて全部で23店舗展開しているという株式会社タカハシ(資本金3600万円、従業員数350名)。今回はキニナル投稿にあった白根店にお邪魔することに。
相鉄線の西谷駅から歩いてどれくらいで着くのかも聞いてみた。
即答で「相当遠いですね」
また相当
けっこう歩いて、15分くらい歩いて到着。
でかいっすね
では
おじゃまします。店の入口から安いアイテムが並ぶファッションプラザタカハシ。
相当安い
なるほど
これも素晴らしい
ざっと見渡したかんじでわかる。相当安い。その秘密をファッションプラザタカハシの総務・ネット事業部統括部長の向山(むかいやま)さんに伺う。
取材開始
ファッションプラザタカハシ、創業は1954(昭和29)年で、その歴史は60年にもなるという。初めのころは、現在のJR相模原駅の商店街にある小さな洋品店だったタカハシ。主に学校制服を取り扱っていた。それからバブル最盛期になり、店舗で定価の商品を売るも大きなお店で高価な品が飛ぶように売れる時代。商店街の洋品店の一般的な商品は売れなかったという。
そこからタカハシの現在に至るスタイルが作られた
商店街の店の1本5000円のネクタイは売れない。時代はバブル期、高級志向の中、定価を下げて利益を少なくしてもたくさん売ればいいという、時代と逆行した発想で営業。徐々に効果はあらわれ、バブルが崩壊した後には、先見の明を持った企業として各メディアはタカハシに着目。同業者もこぞってタカハシの経営スタイルを取り入れたという。
キニナル投稿にあった「三ツ境のハマモードと戦っているのか」という問いに関しては、「特に戦っているわけではないです」とのご回答。
そしてタカハシは安いだけに特化していない
取り扱う商品は、有名ブランドショップやメーカーの処分品やアウトレット品、B級品など、さまざまな商品を、さまざまなところから集めてくる。バイヤーは、繊維問屋が数多くあるという大阪や名古屋などに週1回のペースで出向き、問屋やメーカーを1件ずつ訪問、格安の商品をかき集めてくるそうだ。
しかし、安いからといって、使い勝手が悪くては意味がない。そんな理念のもと、同じ低価格の商品を取り扱う企業と一線を画すべく、商品の徹底したリサーチ、バイヤーの教育に力を入れる。「タカハシより安いものはあっても、タカハシより安くていいものはない」という現在の営業スタイルを確固たるものにした。
生活雑貨も安くて使い勝手がいい物を厳選し取り扱う
「安いだけで消費者の方には魅力を感じていただけると思いますが、安かろう悪かろうでは、安いだけで信頼のない激安店で終わるので。ウチはさらに質を考慮したお手ごろな安い商品をそろえています」とのこと。
ちなみに、ファッションプラザタカハシで人気の商品、売れ線はどの商品なのか聞いた。
「これですね」
席を離れ向山さんが持ってきた人気商品はなんと韓国のり。某メーカーへ開発の時点から意見を出し、安く食べられるだけではなく、ちゃんと美味しい韓国のりに仕上げてもらったという。8枚入りが12パックで299円。
これがまた
うまい。確かに、いい味している。
安さだけを追求するのではなく、この価格でこの満足感という質。魅力的なスタイルじゃないですか。
ここらで
洋服選び
コーディネート全身でいくらになるか。ちょっとやってみようと思います。