横浜DeNAベイスターズの16年ぶり優勝はあるか!? 街の人の声で順位予想!
ココがキニナル!
まさかあのDeNAが首位です。町の人の声が聴きたい/マリナードの柱にベイスターズの試合結果が毎回○×で記録されています。どんな人が記録をとっているの?(sasadonさん、mocoaimeさん)
はまれぽ調査結果!
「興味がない」という人もいるが「街全体が元気になる」との声も。試合結果は、マリナードのドレスショップの社長が記入していた
ライター:はまれぽ編集部
1998年の再現!?
春の珍事か、はたまた実力か。42年ぶりの両リーグ最速20勝、16年ぶりの貯金9(2015〈平成27〉年5月15日時点)、中畑清(なかはた・きよし)監督の球団史上5人目となる監督通算200勝など明るい話題に事欠かない我らが横浜DeNAベイスターズ。
5月13日の試合で監督通算200勝を達成した中畑監督
2014(平成26)年は終盤までリーグ上位3位までが進める「クライマックス・シリーズ(CS)」争いに加わったが、最終順位は5位という悔しい結果に終わった。
それでなくても2006(平成18)年以降、8年連続で4位以下に沈んでいたチームだけに、5月とはいえ2位の読売ジャイアンツに3ゲーム差をつけて首位(2015〈平成27〉年5月15日時点)というのは、投稿者でなくても「まさか」と思うかもしれない。そこで、街の人はこの快進撃をどう捉えているのかを聞いた。
横浜スタジアム最寄りのJR関内駅へ
すると、平日の午前ということもあってか道行く人は「DeNAベイスターズどころか野球に興味がないので」という忙しそうな方が多数・・・。
これはまずい! と思ったが、幸い取材日は横浜スタジアムで中日ドラゴンズを迎えての一戦が行われる日。ということで、少し移動して横浜スタジアムで聞き込みを続けた。
チームカラーのように澄んだ青空に映える横浜スタジアム
すると、先ほどまでの苦戦したインタビューが嘘のよう。これが首位に立つチームの余裕なのか、皆さんの口も滑らかだ。
「中畑監督が作り上げたチームがようやく実を結んだ」「投打や若手・中堅・ベテランのバランスがいい」「負けていてもいつでも逆転できるという、昨年までなかった空気がある」と、ぞれぞれがチームの好調の要因を語ってくれる。
きょうも勝ちますよ! と30代男性(この日も見事勝利!)
20代の男性2人組は「こんなにファンが多かったんだと驚いている。横浜全体が盛り上がっている感じで(日本一になった)1998(平成10)年を思い出す」と口調にも熱がこもる。
写真右の男性は高校時代に県大会決勝で石川雄洋(いしかわ・たけひろ)選手と対戦経験あり!
一方で「勝つのもファンが増えるのも嬉しいけど、自分たちのチケットが取れなくなって大変」と苦笑いだった。
前日も横浜スタジアムに来ていたという20代女性と60代の父親も「チームの雰囲気が98年みたいだ」と同じ感想。父親は「優勝して、みなとみらいに横浜ドームを作ってほしい」と話してくれた。
女性は荒波翔(あらなみ・しょう)選手がイチオシ!
前身の大洋ホエールズ時代も含め、半世紀以上のファンという60代女性は「勝てなかった時期を経験しているから、極端な話、最下位でもいいの。それでも勝つと、やっぱりうれしいわよね」と柔らかい口調で話す。
85歳になる女性の母親もDeNAベイスターズファンで、ルーキーながら抑えを務める山﨑康晃(やまさき・やすあき)投手がお気に入りなのだという。
あどけない表情と裏腹に豪快な投球でチームに貢献する山﨑投手
「きょうも母と待ち合わせをして一緒に試合を見るの。DeNAベイスターズのおかげで、母もとても元気。横浜の街全体も盛り上がってきている感じがするし、すごくいいことだと思う」と話してくれた。