野毛の怪しい映画館の中はどうなってるの?
ココがキニナル!
野毛の一角に怪しい映画館があって、いつも気になっているんですが、中はどうなっているんですか?(アブラ少なめさんからのキニナル)
はまれぽ調査結果!
男と男のロマンがつまっています。
ライター:川邉 絢一郎
野毛の映画館
横浜の下町、野毛。
その一角、大通りから少し入ったところに一軒の映画館がある。入口には「競馬中継」の看板と、古く擦り切れたアダルト映画のポスター。この映画館「光音座」には怪しげな噂がある。
「あの映画館は、ハッテン場らしい」
最寄りである京急線日ノ出町駅
「ハッテン場」とは?
語源については諸説あるが、男性同士の性的交渉を表す用語だ。野毛という町自体が、70店舗以上のゲイ向けの飲食店などが軒を連ねる神奈川県屈指のゲイタウンであるらしい。
大通りから少し外れた飲食店街
噂の映画館前
いざ潜入
館内には二つのスクリーンがあるらしく、入口も別のようで行き来は出来ない。
ひとつはゲイ映画、もう一方はピンク映画を上演しているようだ。
まず、より怪しい雰囲気を求めてゲイ映画を上映している方に入場した。
映画館の構造図
チケットを券売機で購入し受付の男性に渡し、場内に入ったがスクリーンには何も映されてない。
どうやら休憩時間に当たったようだ。
全体を眺めることの出来る左隅、冷房の前に位置どって場内を観察する。
場内にいる10人ほどの客は、みなどこにでもいそうなオジサン。
前方にはスクリーンと80席ほどの赤い座席が規則的に並んでいる。
前方にばかり気を取られていたが、何気なく後ろを見ると、冷風機と壁のあいだの暗がりに男性が立っていたことに気づいた。しかも、二人。当然、彼らの距離は近い。
気まずくなりそそくさと移動する。