「ちょっと度が過ぎる」ほど「歓迎 卓球好き」ののぼりを掲げる横浜橋の隠れ家的寿司処「おちゃらけ」に突撃!
ココがキニナル!
横浜橋の寿司処「おちゃらけ」さんが「卓球好き」のお客さんを大歓迎していますが、 ちょっと度が過ぎるのではないでしょうか!?なんだかキニナル。(羽後人さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜橋にある寿司処「おちゃらけ」は、卓球歴5年目のご店主が、卓球が好きだったためのぼりを設置。真面目に営業している。
ライター:山崎 島
これまで卓球との接点が一切なかった人生だった。興味ランキングから言えば、スズメ>おから>パワーポイント>卓球>ソックスタッチぐらいの順位である。
でも以前、横浜橋をぷらぷらしているとき、執拗な「卓球好き歓迎!」ののぼりにははっとした。今回、このような形で卓球との、人生初の関わりを果たすなんて・・・
全然おちゃらけていない「おちゃらけ」
取材日当日は雨、にもかかわらず、横浜市営地下鉄・阪東橋駅で待ち合わせた編集部・山岸はやたらと元気。寿司だけに、良いネタになりそう、とウキウキなんだろうな。
大通り公園沿いをちょこっと歩いて横浜橋商店街を
だかだかっと抜けて
ハマモードさんの角を入ったところに
おっほー
看板を隠す勢いではためく「歓迎 卓球好き」ののぼり
駅からは徒歩5分ほど。こちらが噂の寿司処「おちゃらけ」でござい。
水にも浮くというお寿司フィギュアのガチャガチャ
外観からツッコミどころ満載なお店、果たしてどんなおちゃらけた方に出会えるのだろうか。開店前のお店にお邪魔します。
こんにちは
入店前の山崎の勝手な想像では、多国籍なお面とか、ペプシマンの人形とかがごちゃっと並んでる感じなのではなかろうか、と思っていたが、実際は品格漂う和風な空間。
奥には板場があり、ネタケースと小さな水槽、そして一枚板の立派なカウンター席が5席
4人座れる小上りもある
壁には上品な菖蒲(しょうぶ)が描かれている
あれー、おちゃらけ・・・ん? あ、なるほど、店内は整然としていても、ご店主はとってもおちゃらけな方なのかしら!
そんなご店主はどんな方かと言うと。
水槽の右端にちらりと見える、森下さん。お写真はNG
控えめながら気さくな、親しみやすい方だった。さっそくお店のあれこれや、おちゃらけ具合についてお伺いしていきました。
寿司処「おちゃらけ」がここ阪東橋に開店したのは9年前。それ以前は曙町の中郵便局の近くに同じ名前で店を構えていた。森下さんのご出身は北海道の函館で、22歳から横浜のお店で修行を始めたのだそう。板前さんを志した理由は「面白いかなあ、と思ったから。手に職もつくし、何にもないよりは良かった」とのこと。
板前歴は36年
ユニークな店名「おちゃらけ」の由来は「店を始める前にうちの奥さんがやっていたスナックの名前が『おちゃらけ』で、そのままもらった。スナックだったから、おもしろい名前が良かったみたい」と森下さん。
「え、じゃあ森下さんはおちゃらけてないんですか?」と山岸が質問すると「僕はまじめです」とのご返答。お客さんもみんな真面目な方が多いのだとか。
おちゃらけてるのはこの人だけみたいです
店名に特に奇抜な由来もなく、森下さんも利用客も真面目。でも外の・・・
こののぼりは
一体・・・? キニナりすぎる、というか「度が過ぎる」とも言われるあれは、どういうことなのでしょうか。伺うと「僕が最近卓球にはまってるから」と。あの、もしかしておちゃらけてますか?
いや、とっても真面目でした
ツッコミどころが多いが、森下さんはあくまでも真面目に「面白いと思って」あののぼりを立てた。「やりすぎなんじゃないか」という投稿についてどう思うか伺うと「えー、そうかなあ」と笑ってらっしゃった。
なんでも森下さん、5年前に卓球好きのお客さんの話を聞いて、健康のために卓球を始めたらしい。「卓球は小さい子からお年寄りまで、ほどよい運動をできるとても良いスポーツ」と卓球の魅了を語ってくださった。現在はお店のお休みの日に、横浜市内のいろいろなスポーツセンターを活用し練習に励んでいるそう。
その腕前はというと・・・
「そんなにうまくないね」
「5年じゃまだまだ。7年ぐらいやらないとだめだね」と、とてもストイック。いやいや、そんなことないでしょうー、と山岸が事前に用意してくれたラケット・・・
テニスの
を是非素振ってみてくださいませんか、とお願いしたがお恥ずかしいようで断られてしまったので・・・
山崎の素振りを見ていただくと
「お、上手上手! 卓球やってたでしょ」とほめてくださった。え、ただ水平にラケットふっただけ・・・山岸もほめられてたし、森下さん、やっぱりおちゃらけてますよね??
ちなみにあののぼり、冬には外されてしまうそう。
森下さんはおちゃらけ、というよりも天然な方なのかしら。そんないろいろ考えさせられる森下さんの握るお寿司とは、どんな感じなのでしょう。