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9月23日に行われた横浜市内の動物園で亡くなった動物を偲ぶ「動物感謝祭」の様子をレポート!

ココがキニナル!

9月23日に野毛山動物園で行われた「動物感謝祭」って、どんなイベントかキニナル?(はまれぽ編集部)

はまれぽ調査結果!

来場者がそれぞれの想いを胸に参列した献花式だった。今年亡くなった動物や生まれた動物のパネル展や特別ガイドも行われていた。

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ライター:すがた もえ子

9月15日(火)~9月23日(水・祝)の期間、野毛山動物園では「動物感謝祭」が開催されていた。シルバーウイーク最終日となるこの日は、お天気は晴天。
 


園内は多くの家族連れで大混雑だった

 
「動物感謝祭」の最終日となる9月23日、野毛山動物園では横浜市内の動物園(よこはま動物園ズーラシア・野毛山動物園・金沢動物園)を代表して、今年亡くなった動物たちのための献花式が執り行われるという。
 


今回はその様子を取材させていただいた

 
ご対応いただいたのは普及・広報担当の今村友維子(いまむら・ゆいこ)さん。
 


お忙しいところ、ありがとうございます

 
9月15日~9月23日の「動物感謝祭」の期間は全国的にも、動物のイベントなどが開催されるのだという。
野毛山動物園では毎年9月23日に、亡くなった動物たちを偲ぶ「献花式」が開催されていて、毎年来ているお客さんからは「今年も開催しますか」と問い合わせも入るそうだ。
献花式用に野毛山動物園側でもお花を用意しているが、自分でお花を持ってくる来場者もいるとか。
 


毎年9月23日に献花式が開催されるという

 
横浜市内の動物園といえば、よこはま動物園ズーラシア・野毛山動物園・金沢動物園と3つの動物園があるが、なぜ野毛山動物園で献花式が開催されるのだろう?

「動物の慰霊碑があるのが野毛山だけなので、3園を代表して野毛山で開催しているんです」と今村さん。
碑は本日の献花式の場所にあり、チンパンジーの檻の前にある。

ここで野毛山動物園の鈴木浩(すずき・ひろし)園長からもお話を伺うことができた。
 


鈴木園長

 
「野毛山動物園の献花式はもうずいぶん昔から行われています」と鈴木園長。
野毛山動物園に慰霊碑が建てられたのは、1955(昭和30)年11月23日のことだったそうだ。その翌年の1956(昭和31)年には9月23日に献花式が執り行われ、以降日付を固定して毎年9月23日に行われるようになった。

今年は野毛山で大型の動物の死亡はなかったが、金沢動物園ではウォンバットのヒロキが亡くなってしまったので、今回献花式に出席される金沢動物園の園長は特に強い思いがあるだろう、と鈴木園長は語る。
 


金沢動物園の人気者だったウォンバットのヒロキ
 

2014(平成26)年の生きていたころのヒロキ

 
金沢動物園の人気者だったコモンウォンバットのヒロキが、2015(平成27)年8月24日に死亡した。推定29歳(人間に置き換えると約100歳)で、国内最高齢のウォンバットだった。
 


献花式の様子は?


 


用意された献花台

 
チンパンジーの檻の前のスペースに、献花式の会場が作られていた。
 


献花台は慰霊碑の前に設置されている

 
近くには、横浜市内の動物園で2015(平成27)年に亡くなった動物たちのパネル展も行われていた。
 


野毛山動物園で亡くなった動物たち

  

ニワトリのギン(13歳)や、アビシニアコロブスのダイズ(13歳)、ジムグリのNO.14(10ヶ月)など亡くなったようだ。そのほか、ズーラシアでは、レッサーパンダのミーミーや、金沢動物園では、ウォンバットのヒロキのほかに、ダーウィンレアのガイアなどがいた。
  


ズーラシアで亡くなった動物にツキノワグマもいた
  


ダチョウのようなダーウィンレア

 


200人分の白いカーネーションが用意された

 
午後2時から献花式が始まる。
 


開始前から多くの人が献花式の会場前に並んでいた