西区戸部にあるハト屋敷、なぜ餌付けする?
ココがキニナル!
インド料理「シャンティ デリ」(西区戸部本町)の向かいにあるハト屋敷。凄まじい数のハトが集まります。フン害とか懸念されます。どうして鳥に餌付けしているのか調べてください。(秋沙さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
餌付けしている本人は、餌を求める鳥が可愛いからやっているとのこと。近隣住民もかなり迷惑しており、西区役所でも対応を始めているようだ。
ライター:ワカバヤシヒロアキ
西区戸部本町にハトの集まる家がある。
そんな情報が、はまれぽ編集部に写真付きで寄せられた。
投稿者が添付してくれた写真
写真を見る限り、相当な数の鳥が集まっているように見える。
ちょっと異様なこの光景を確かめるべく、現地に向かった。
ハトが集まる家とは?
京急線「戸部駅」から、歩くこと約5分。
住宅街の中に、ちらほらと工場や飲食店などが混在する戸部本町。
その中に、怪しげな家を見つけた。
これか!?
木々に覆われた異様な空気が漂う一軒家。
表札からは氏名も確認できた。
以下、この家のご主人については「Sさん」と表記する。
投稿者にいただいた写真そのままだった…
近くで見れば、ハトの存在が急に迫ってくる。
全部で80羽以上はいるだろうか、これだけいると、羽の音だけでもすごい。
近付くと異臭もすごい
やはり餌付けしているのだろうか。
騒音や異臭など思いつくだけでも、近所の人たちは相当迷惑しているに違いない。
Sさんの姿は見当たらないので、近隣住民に話を聞いてみた。
近隣の思いは?
Sさん宅の真向かいには、以前「はま旅Vol.20」で取り上げたインドカレーのお店「シャンティ デリ」がある。飲食店の目の前で異臭がすれば大変だろう。
周辺のまちの様子
ここで、近隣の人たちの率直な思いを尋ねた。
ただ、プライバシーを優先させるため、全て匿名のご意見ということをご了承願いたい。
<近くに住む女性Aさん>
「ハトは、Sさん(家のご主人)が餌をあげていて、もう10年も前から続いてますよ。最近、Sさんの奥さんに会った時に注意したんです。しばらくハトは来なかったんですが、また来てますね…」
Sさんは、奥さんと息子さんの三人暮らしだということも分かった。息子さんはもう40歳近いそうだ。
<近くに住む女性Bさん>
「臭い、ハトの羽、ハトの巣、言い出したらキリがない。洗濯干しが通り沿いにある家は、干せなくて大変だそうよ」
Sさん宅のベランダは通りの裏側にあり、ここにはハトがいない
さらにBさんの話は続く。「近所で団結して、代表の人が役所に行ったりしてますね。昔、ドブネズミが出た時も役所の人が対応してくれました」
その昔、Sさん宅の周りでドブネズミが大量に出たそうだ。今は落ち着いている。
また、次のような意見もあった。
<近くで働く男性Cさん>
「ハトがいるのは歩道の上。歩行者が、ハトを見上げて驚き、勢いで車道に飛び出ると本当に危険です。いつ交通事故が起こってもおかしくない」
狭い歩道の様子、確かに男性Cさんの言うように危険だ
Sさんが餌付けをしていることは間違いないようだ。10年続くこの状態に、近隣は満場一致で迷惑している。
過去にもドブネズミの件で揉めごとを起こすなど、その歴史は根深い。