見つけたらラッキー! 高さ296メートル、横浜ランドマークタワーの窓掃除の現場に突撃!
ココがキニナル!
ランドマークタワーの窓ガラスの清掃ってどのような方法でどのくらい時間がかかるものなのか気になります。やっぱり風などの気象条件に相当左右されるんでしょうか。(こっしーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
窓掃除は月1回行われ、天候が悪い場合は日程が変更される。長くて5時間くらいの作業があり、作業中に急な雨や突風などがあれば中断することもある
ライター:カメイアコ
2016(平成28)年で、開業から24年を迎える横浜のシンボル「横浜ランドマークタワー」。大阪の「あべのハルカス」ができるまでは、日本で一番高いビルだった。そんなに高いビルの窓ふきって一体どうしているのだろう。さすがに人がやっているなんてことは・・・ないよね?
ドーン!
以前はまれぽでも取り上げたが、横浜ランドマークタワーの窓清掃を見たことがある人も少ないというし・・・。よし、じゃあ今回は窓掃除の様子を徹底的にレポートしよう! ということで。
やってきたよ、横浜ランドマークタワー
管理会社である三菱地所プロパティマネジメント株式会社に問い合わせたところ、窓掃除の準備・清掃風景の様子の撮影を快諾してくださった。それに気をよくしたライター・亀井、調子に乗って「ぜひ窓拭きも体験させてください!」と頼むと、こちらはNG。さすがに危険とのことだ。そりゃそうだ、地上296メートルだもの。
代わりにエントランスを拭いてきた
今回ご案内いただくのは、屋上と69階展望フロア。屋上では清掃準備、69階から実際に清掃している様子を見学させていただくことに。
関係者も許可がなければ入れないという屋上。実は亀井、横浜ランドマークタワーには今回初めて上るのだ。69階展望フロアをすっ飛ばして、いきなり屋上に行った人物もそういないのではないだろうか。
同社の菊池竜二(きくち・りゅうじ)さん(右)と林俊之(はやし・としゆき)さん
「それでは、屋上にご案内します。開業当時から清掃をお願いしている株式会社ニワテックの作業員たちもお待ちです」と菊池さん。ちなみに菊池さんも林さんも準備段階からは見るのは初めてなのだそう。
屋上にはヘリポート
現在、屋上はほとんど使用されることがないそうだが、PV(プロモーションビデオ)の撮影で使用されたり、結婚式が行われていたりしたことがあるそうだ。
本来は災害時にヘリコプターがきて救助活動をするために作られたが、幸いなことにビル開業からこれまで、訓練以外でヘリポートを利用したことはないという。屋上詳細がキニナル人は、はまれぽの過去記事でもチェックしてみて!
ありがとう横浜ランドマークタワー
思わず手を合わせたくなるほどの眺め。素人でもよい写真が撮れるほどだ。晴天ということもあり、富士山もくっきり。絶好の取材日和、いや窓拭き日和と言うべきか。
準備が着々と進められる
絶景に目を奪われている間にも清掃員の方々は着々と準備を進めている。ゴンドラには2人が乗り込み準備をしている。最終的には3人が清掃作業にあたるという。最初から3人が乗り込まない理由は、ゴンドラがトラブルで急に止まってしまった場合、屋上に残ったスタッフしか操縦できないため。安全に作業を終えられるように万全を期しているのだ。
ゴンドラの両わきに小型ゴンドラが付いている
左右に取り付けられた1人乗り用のゴンドラに移動し、1人づつ窓拭きに従事する。中央の大きなゴンドラは上下に移動。1人乗り用は中央のゴンドラから離れ、左右に移動しながらフロアすべての窓を拭いていくそうだ。
勇ましい後ろ姿
じゃあ行きますね、の掛け声でゴンドラがゆっくりと起動していく。しっかりと重量感のある作りなので、揺れを感じることはほとんどないそうだ。なにかロボット系アニメのようなかっこよさも感じる。
ゆっくりゆっくり上がっていく最中、「行ってきますのポーズお願いしまーす!」とだめもとでお願いすると・・・
全力でやってくださった
こりゃすごい絵だ
最初は中央で上昇し、それからゆっくりと左側に180度旋回。時間をかけて窓側(ビル側面)に移動し、最後の1人が乗り込む。
乗り込むところは編集部・小島が見学
責任者の山口昌弘(やまぐち・まさひろ)さんにヘルメットと命綱をつけてもらい、いざ出陣!
ゴンドラがゆっくりと
到着
柵を超えて
よっこい
しょ
安全に気を配りながらの作業に思わず息をのむ。作業員のみなさん、この道20年のベテランばかりだが、初めて見る側にとってはスリルのある一幕だった。
大役を終えた小島、後光が差す
清掃準備はこれにて終了! ここから69階に移動して、実際に清掃している姿を見学することに。