横浜市内の工場夜景おすすめスポットは?
ココがキニナル!
横浜市内で工場夜景が綺麗に見えて、写真撮影もできるオススメスポットを教えて!(クマぶーんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
『新日本石油精製根岸製油所』が海越しに見える、東京電力南横浜火力発電所前が、横浜市の工場夜景で最高のビューポイントです。
ライター:吉田 忍
工場萌えの聖地といえば、浮島と扇島。ところがこの両者は川崎市。
扇島は一部横浜市鶴見区だけれど、ビューポイントは川崎市側に集中している。
残念ながら「はまれぽ」なので、川崎へ取材に行くワケにはいかない・・・。
横浜の臨海地区にも巨大な工場はいくつもある。しかし、近くで見学でき、全景を見ることのできる場所は少ない。
見るだけならば、工場夜景クルーズがあるけれど、揺れる船での撮影は困難。
高速道路湾岸線の本牧から磯子にかけてもなかなか見応えがあるけれど、なんといっても高速道路。
じっくり眺めて、写真を撮るのは不可能。
そこでその近辺で高台になっている場所を探して行ってみることにした。
ちょっと邪魔な松があって残念な本牧臨海公園
本牧にある市民プールの裏手に、「本牧臨海公園」がある。
ここはかなり急な高台になっていて、上の方に「八聖殿郷土資料館」がある。
市民プールとテニスコートの間を抜けるとスロープと階段があるので、そこを登っていく。
頂上近くはやや暗いが、一番上に藤棚があり、そこから高速道路を挟んで、豊浦町と千鳥町にある「新日本石油精製根岸製油所」を眺めることができる。
千鳥町の煙突から出ている炎は『フレアスタック』という余剰ガスを燃やして無害化するもの
工場がかなり近いので、蒸留などのための塔や張り巡らされたパイプなど、石油精製工場らしい細部を撮影できる。
ここは高速道路が手前にあるのも見どころのひとつ。
工場に高速道路をプラスした写真は、未来的な雰囲気を感じさせる。
下に高速道路を入れて撮ると、車が光の筋になる
豊浦町方面は、遠景にガントリークレーンが見える。
タンク越しの石油工場とガントリークレーン。残念なことにここには松が多い
頂上のまわりには松が並んで生えていて、しかもフェンスや柵で囲まれているため、迫力ある工場夜景が遮られてしまう。
そこで、今度は昼間によさそうな場所を探してみることにした。
東京電力南横浜火力発電所前がベストポイント!!
磯子警察署と磯子消防署の間の道を海の方に進むと、海をぐるりと回り込むように対岸の新磯子町に行ける。
ここにある東京電力の南横浜火力発電所近辺は、海の方から千鳥町の「新日本石油精製根岸製油所」を眺めることができる場所。
東京電力南横浜火力発電所の正門前は、最高のビューポイント!
海の向こうに千鳥町の「新日本石油精製根岸製油所」。
タンクを含めた全景が、工場の上から下までバッチリ見える。
写真で釣りをしている方がいるあたり、東電の門に近い場所が一番の撮影ポイント。
肉眼で見るとこんな感じ。左端にはランドマークタワーも見えている
ここは、JR根岸線の磯子駅東口から出ている「下水処理場行(85系統)」の市営バスに乗り、10分ほどで来ることもできる。降りるのは「東電前」というバス停。
ただし本数が少ないのと、終バス時間がかなり早いので、利用する際には時刻表をチェックしておこう。
100mmの望遠で撮るとこんな感じ。昼間もフレアスタックは見えるが存在感は薄い
工場夜景もここがベストのはず。釣りをしているおじさんと話をしながら日没を待った。ちなみに「フッコ(スズキの小さいやつ)」や、運が良ければ「クロダイ」が釣れるのだとか。