真夏の「悪夢」? タクシーで行く「心霊スポット巡礼ツアー」をひんやりレポート!
ココがキニナル!
昨年話題になった三和交通の心霊ツアー、今年は横浜に加えて多摩と東京も入った三本立て。気合入っているようです。何処がパワーアップしているのか、是非レポートお願いします!(アソビンさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
時間も訪れるスポットも数倍パワーアップ! とにかく降車スポットが多く、最後の最後まで気が抜けない充実のツアーだった!
ライター:酒井 明子
夏といえば涼しくなるための怪談話やホラー体験が定番! 基本、怖いものはなんでも避けて通って生きてきた超びびりのライター・酒井だが、まったく霊感がないためこの手のものには意外と抵抗がない。
そんなとき昨年、はまれぽでも取材した三和交通の「心霊スポット巡礼ツアー」が、場所も怖さもパワーアップして帰ってきた・・・という噂を聞きつけ、さっそく三和交通へ聞きに行ってみた。
三和交通本社へ
新横浜駅近くにある三和交通本社に行くと、昨年とおなじくこちらのお二人が出迎えてくれた。
ドライバー・落合貴雄(おちあい・たかお)乗務社員と広報・瀧口太陽(たきぐち・もとはる)さん
お二人によると今年は横浜エリアに加え、「多摩心霊スポット巡礼ツアー」と「東京★怪談名所ツアー」も開催されるという。中でも多摩は山岳エリアなども走るため、怖さはなかなかのものとのこと・・・。横浜エリアでも今年は「HARD(2時間/1万円)」と「NIGHTMARE(3時間/1万5000円)」の2種類のコースを用意。それぞれのコースで重複する場所はなく、この日体験する「NIGHTMARE」をはじめ、横浜市内のコースは横浜エリアのチームがリサーチして考えたものだという。
八王子のコース名「INFERNO」は、“地獄”という意味・・・
コースはドライバーの心霊体験や、世間でいわゆる“でる・・・”と言われる場所30~40ヶ所を調べあげ構成。数回の試走を繰り返したのち、今回のものに決定したという。全コース合わせて70組の当選に対して、応募数は816組! 時間も「NIGHTMAER」は3時間、およそ38kmの行程ということで期待ができそうだ。
ドライバー・落合さんのノートにはお札が・・・
ちなみに昨年は実際、心霊写真を撮った人、不可思議な音を聞いた人、現場で“見た”という人が数人いたとのこと。期待と不安を抱きながら、出発することとなった。
昨年とおなじく、ツアー参加するため誓約書にサインをする
虫よけシートを出してくださった。どこに行くんだ・・・
いざ恐怖のドライブへ出発!
今回体験する「NIGHTMARE」、いわゆる“悪夢コース”は新横浜駅からスタート! 駅前のパチンコ店「SKIP」の裏辺りから乗車する。ドライバーは今回も、第六感の強い落合さん。
まだまだ余裕の表情! いってきま~す!
夜道をドライブしていく・・・
道中では落合さんの第六感が強くなった事故についてや、そのとき体験した霊体験などが語られ、怖さが増していく・・・。はじめに向かったのは、武士の霊が多く存在すると言われる踏切。
だんだんと近づいていく・・・
ついに噂の踏切に到着
この踏切を渡るとき、左を向くとトンネルがある。噂によると、終電が過ぎたあとにのぞくと、トンネルの先に「この世ではない風景」が映し出されるとか・・・。果たしてそこに続くものとはなんなのだろうか。そのまま走り続け、車は次の目的地である墓地に向かった。
途中、怪奇現象が起きると言われるトンネルも通過した
次に到着したのは霧に覆われることの多いという墓地エリア。なんでも和装の女性の霊が走っている姿が目撃されることも多いとか・・・。
暗闇に見える鳥居とお稲荷様
夜の神社・・・確かに不気味だ
墓地そのものというより、その周辺にある神社がとてつもなく怖い・・・。昼間はまったく大丈夫なのに、不思議なものだ。ここは車の中から見学して次の目的地に向かった。
急に現れた小道。一体これは・・・
先ほどの場所から少し走ると、突然タクシーを降ろされた。そこには一瞬見落としそうなほど細い、大通りから伸びた小道が。「ではここから歩いていきましょう」と落合さんに唐突に告げられる。
とりあえず奥へと歩いていく
小道を抜けた先にあったのは・・・
なんと大きな橋!
そこにあったのは車も通れるほどの幅の橋! 開発が断念されたため、途中で止まっているとのこと。下には高速が走っているのに、ここだけ忘れ去られたような場所だ。なんでもここでは過去に飛び降り、亡くなった人がいるとか・・・。
奥は獣道になっていて、これ以上進めなかった
車を降りての心霊スポットは、見るだけよりかなりドキドキした。落合さんが教えてくれた場所などを凝視するものの、霊感ゼロのため、とりあえず何も見えなかった。
暗闇の夜道を次の目的地に向かって出発