横浜市内で2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技会場になるのはどこ?
ココがキニナル!
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック。横浜でもいろいろな競技を開催するみたいだけど、実現性は?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
日産スタジアムのサッカーは実質上、確定。横浜スタジアムの野球・ソフトボール、横浜アリーナのバレーボールは遅くとも年内に決定
ライター:はまれぽ編集部
最大で3競技
日本中のみならず、世界中を感動の渦に巻き込んだ世界最大のスポーツの祭典であるオリンピックから早3ヶ月。舞台は次の開催地である日本・東京に移っている。
ブラジルの皆さーん! 声援、届いてましたかー?
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック。
当初は「コンパクト五輪」を掲げていたが、会場整備費や大会運営費が当初予算の6倍を超える約2兆円に増大。東京都の経済的負担といった観点から、ここにきて横浜市でも複数の競技が行われることが現実味を帯びてきている。
ブラジルでは横浜ゆかりの選手も奮闘
では、実際に横浜でオリンピックを見られる機会は訪れるのか。また、競技を受け入れるにあたって障害はないのか。横浜市市民局スポーツ振興部スポーツ振興課の石川武史(いしかわ・たけし)担当課長と加藤久雄(かとう・ひさお)担当係長に聞いた。
2人とも写真はNGとのことで
石川担当課長によると、2002(平成14)年に熱狂ぶりはオリンピック以上ともいわれるサッカー・ワールドカップの決勝戦や、2015(平成27)年にクラブチーム世界一を決める「クラブワールドカップ」の開催実績がある、横浜市港北区の「日産スタジアム」こと「横浜国際総合競技場」でサッカーの予選が行われることは「手続き上の問題を残すだけで、開催は実質確定」しているという。
サッカー、ほぼ確定!
また、東京オリンピック・パラリンピックで「復活」する野球・ソフトボールについても横浜スタジアムが主会場予定地になっており、12月上旬に開かれる国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で正式決定する見込み。
ハマスタ当確!
さらに、当初バレーボール競技会場として、東京都江東区有明に新設される予定だった「有明アリーナ」が予算の関係から建設中止の議論があがった。そこで代替施設として名前が挙がったのが横浜アリーナだという。
横浜アリーナの尾崎英之(おざき・ひでゆき)社長は「横浜アリーナが候補の一つとして取り上げられたことは名誉なこと。今後正式に開催の要請をいただくことがあれば、横浜市と連携しながら、しっかり対応していきたいと考えている」とコメントした。
アリーナ、急浮上!
では横浜でこれらの競技が開催された場合、市としてどのような取り組みを行っていくのか。これに対し、石川担当課長は「協議の開催概要はオリンピック協議組織委員会が骨子を作るが、まだその段階に至っていないため、現時点では何か行っているということはない」との説明だった。
一方で、「オリンピック・パラリンピックだけでなく、その前年の2019年に日産スタジアムで開かれるラグビーワールドカップ決勝戦を含め、両大会を通じて『オール横浜』で横浜のさらなる飛躍と次世代への贈り物を創造していきたい」という。
ラグビーワールドカップも含めて2大会で横浜の発展を目指す