2年続けて大荒れだった横浜市の「成人の日を祝うつどい」、今年の様子は?
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2年続けて大荒れだった横浜市の成人式。今年の式典の様子は?(はまれぽ編集部のキニナル)
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大声を出す新成人はいたが、ステージへの乱入などはなし。リオ五輪・柔道銅メダリストの羽賀龍之介さんが新成人3万6000人にエール
ライター:はまれぽ編集部
3万6000人が大人の仲間入り
2017(平成29)年1月9日(日)、横浜市港北区の横浜アリーナで「成人の日を祝うつどい」が開かれた。前日からの雨を引きずるようなパッとしない天気となったが、3万6220人が大人としての晴れ舞台に立った。
艶やかな晴れ着姿の新成人が会場を埋め尽くした
今年の新成人は1996(平成8)年4月2日から1997(平成9)年4月1日までに生まれた男女が対象で、過去5年で最多だった3万6166人を上回る。
横浜市教育委員会によると、横浜市の成人式は全国でも最大規模。最寄りのJR新横浜駅から会場の横浜アリーナ周辺まで、色とりどりの晴れ着や袴(はかま)姿の新成人であふれ、中には友人との再会を懐かしむ歓声も上がっていた。
式展開始2時間前からこの人だかり
「成人の日を祝うつどい」は新成人の中から公募で選ばれた6人で組織する「記念行事実行委員会(佐々木未来<ささき・みく>委員長)」が2016年5月下旬から準備を進めてきた。
今年のテーマは「出港~広がる海へ この港から~」。実行委員会手作りのパンフレットは新成人が産まれた1996年から小中高校の入学など、節目ごとの話題や記録を掲載。同時に配られた横浜市選挙管理委員会の冊子には、昨シーズンで現役を引退した、前横浜DeNAベイスターズの三浦大輔(みうら・だいすけ)氏がメッセージ寄せている。
「ハマの永遠番長」からもメッセージ
式典式典は横浜市内18区を午前(神奈川、西、保土ケ谷、旭、港北、緑、青葉、都筑=出席者計1万2245人)と午後(鶴見、中、南、港南、磯子、金沢、戸塚、栄、泉、瀬谷=同1万1822人)の2部制に分けて実施。
午前中の第1部で、林文子(はやし・ふみこ)市長は「横浜の発展にはみなさんの力が必要。今できることを一つずつ積み重ねてほしい」とあいさつ。
新成人に向けて言葉を贈る林市長
途中、一部新成人が大声でヤジを飛ばしたり、壇上に詰め寄ろうとする場面が見られたが、警察官や警備員らが制止。
林市長も祝辞に「大人になったらあなた方のしたいことを止める人はいないが、行動には責任が伴うことを自覚してほしい」と盛り込んだこともあってか、2015(平成27)、2016年のように新成人が壇上に乱入するといった大きな混乱はなかった。
今年は大きなトラブルはなし
続いて、新成人を代表して酒井柚芽(さかい・ゆめ)さんが「自分の理想に近づくためにはあきらめはあってはならない。正しい判断力と意志を強く持つことを新成人の誓いとする」と、述べた。
新成人を代表して誓いの言葉を述べた酒井さん