白楽の「爪切り屋」はどんな爪切りをしてくれる?
ココがキニナル!
白楽駅の近くに「爪切り屋 足楽」という看板の店を見つけました。一体どんな凄い爪切りをしてくれる店なのでしょうか。(ときさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
爪を切るだけでなく、角質ケアやリンパマッサージ、さらには靴の履き方まで教えてもらえるサロンだった。
ライター:ワカバヤシヒロアキ
「爪切り屋」というお店が白楽にあるという。どうやら爪を切ってくれるサロンのようだが、そんなサービスは聞いた事が無いので予想がつかない。
ただただ、伸びた爪を切ってくれるような場所なのだろうか。そのサービスの実体を確かめるべく、早速白楽に足を運んだ。
キニナル爪切り屋へ
東急東横線白楽駅から徒歩4分。素朴な雰囲気のお店には確かに「爪切り屋 足楽」と書かれている。
老舗の散髪屋のような外観だった
土曜日だったが、電話で予約すると当日の夕方ならば時間がとれた。この日はたまたま当日でも空いていたが、基本的に事前の予約が必要だそうだ。
初めての体験にそわそわしながら問診票を書き込むワカバヤシ
今年、5周年を迎えるこのお店。お客さんは男性2割、女性8割で、おおむね50代以上の人が多いそうだが、中には小学生もいるとのこと。
担当してくれた代表の中野理子(なかのみちこ)さん
今回は初来店ということで、60分のビギナーコース(5250円)。足浴、爪切り、角質ケア、リンパセラピーの流れでフットケアが行われる。
このメニューを見ただけでもわかると思うが、単純に爪を切ってくれるだけのお店ではなかった。
まずは足浴から
ビニールの中に35~39℃のぬるま湯が浸され、両足を入れる。足にバイ菌があると他のお客さんに感染してしまうので、衛生面を考慮して使い捨てのビニールを使用しているそうだ。
容器に蓋がされ足が温まる
中に入ったお湯は、温泉水を薄めたもの。約5分経つ頃には足が温まっているのが十分に分かる。これで足の血行を良くし、爪をふやけさせた上で切っていくのだ。
と、その前に足を入念に拭いてもらう
中野さんは「足は洗うより、指の間までしっかり拭くことが大事です」と話す。顔や髪に比べて、足はどうしてもおざなりになりがちだ。足は身体の中で一番汗をかくところで、大人なら平均して一日にコップ一杯分も汗が出るのだとか。入浴時にしっかり洗い、きちんと拭くことで清潔さを保つことができる。
いよいよ爪を切ってもらう
単純に爪を切ると言っても、ただ切るだけではない。まずは爪の垢を落としていく。
爪の表面や裏側にある垢や埃を落としてキレイにする
いよいよ爪を切るという段階に来て、少々注意を受けた。
つい最近切ったばかりだったので、長さについては問題無いはずだが、きちんとアーチ型に切られておらず、ヤマ型やオニ型と呼ばれる尖りが残った爪になっていたからだ。
親指は両端が尖るオニ型、その他は真ん中が尖るヤマ型になっている
いつも足の爪は、市販の爪切りでテキトーにパチンパチンと切るだけ。多少、形が悪いと思ってもどうせ見られないと思ってそのままにしていた。
しかし中野さんは、それこそが危険なのだと言う。
足は体重の全てが乗る部分、特につま先は歩く際に大きな荷重がかかる。爪の形が悪いと、その周りの肉を荷重によって傷つけることとなり、炎症を起こすなど大事に至りやすい。
足楽オリジナルの爪切りで切ってもらった
「足楽」と刻印された爪切りで丁寧に切ってもらう。ちなみに、この爪切りは3500円で販売されている。
ちなみに自分で爪を切る場合にも爪切りは、刃先がカーブ型のものではなく直線型のものを使う方が良いのだとか。爪の形に合わせてカーブ型のものを使う人も多いが、刃先と爪の形がちょうど合うことはない。爪を切る際には、しっかり爪の形を見ながら何度も爪切りを入れるのが好ましいそうだ。理想の形はトウモロコシの実のようなきれいなアーチ型。
部分的にドリルで削る
私の場合、右足の親指の爪に変色した部分があり、爪が分厚くなっていた。厚みは爪切りでとれないため、ドリルによって削られる。
水虫の疑いもあるため、皮膚科で診てもらった方が良いと忠告を受けた。ちなみに、ここ「足楽」は病院ではないので、病名などを挙げ診断することはできない。ただ、病院を紹介してもらうことはできるので、気軽に相談してほしい。
仕上げはヤスリで表面を削る
ヤスリで削ってもらうと、爪はすっかりツルツルになった。形も整えられ、自分ではできないキレイな爪に驚きだ。
中野さんは爪を切りながら、キレイな爪の形についてアドバイスもしてくれた。一方的に施術されるわけではないので、こちらも安心できる。