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午後3時退社の「プレミアムフライデー」は本当に定着するの?

ココがキニナル!

毎月最終金曜日に午後3時退社を促す「プレミアムフライデー」。横浜市周辺ではどんなイベントがあるの? というか、定着するの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

そごう横浜店では午後4時から足湯を設置して「振る舞いビール」を実施。市民は退社時間繰り上げの取り組み自体は評価する声が多数

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ライター:はまれぽ編集部

午後3時退社でウキウキ?



毎月最終金曜日の退社時間を原則午後3時ごろまでに繰り上げ、買い物や観光などの時間を創出することなどを目的とした「プレミアムフライデー」が2017(平成29)年2月24日(金)から始まった。
 


「ちょっと豊かな」週末!
 

神奈川県内でもそごう横浜店や横浜髙島屋といった百貨店をはじめ、モザイクモール港北、チネチッタ通り商店街振興組合・株式会社チッタエンタテイメントなどがさまざまな取り組みを展開している。

そごう横浜店では「寛(くつろ)ぎのハマ湯プラン」として午後3時から10階のレストラン街に足湯を設置。会社帰りの来客を見込み、501円か1001円で「ちょい飲み」を楽しめる特別メニューを提供したほか、午後4時から地元・横浜の「横浜ビール」の振る舞いも行った。
 


「ちょっといいビール」で
 

足湯につかりながら乾杯!
 

「足湯でちょっと1杯」のプレミアムな時間を楽しんでいたサービス業の男性は、この日がたまたま休み。「余暇時間が増えれば、出歩く機会が増える」と話しながらも、「制度そのものは歓迎だけど、ウチの会社では定着しない」と話していた。

また自営業の30代男性は「プレミアムフライデーという言葉は知っていたが、どのような取り組みをするのか、よく知らなかった。ただ、月末の週末に自由な時間が増えるのはいいのでは」という意見だった。
 


「楽しく遊べる時間があってもいい」と足湯で乾杯
 

このほか計20組に聞いたところ概ね歓迎ムードだったが、「トップダウンの感じが否めない。退社時間の繰り上げなんてできるのは官公庁か大手ぐらい」、「本当に定着させたい取り組みなら、政府が責任を持って働き方改革に取り組むべき」といった意見もあった。

そごう横浜店の大黒馨(おおぐろ・かおる)販売促進部長は「繰り上げた2時間をいかに有効に使ってもらうかが課題。百貨店は多様なコンテンツがあり、ニーズに応えられると思うので、取り組みを続けていきたい」と話している。