午後3時退社の「プレミアムフライデー」は本当に定着するの?
ココがキニナル!
毎月最終金曜日に午後3時退社を促す「プレミアムフライデー」。横浜市周辺ではどんなイベントがあるの? というか、定着するの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
そごう横浜店では午後4時から足湯を設置して「振る舞いビール」を実施。市民は退社時間繰り上げの取り組み自体は評価する声が多数
ライター:はまれぽ編集部
プレミアムな“金”曜日
世間が「ちょっと豊かな」金曜日で楽しんでいるなか、編集部ではアノ男が突然立ち上がって奇声を発した。
すっかりおなじみ(?)となった、「編集部の“金”ピカ」こと小島が「“金”曜日ですよ、“金”! 月末の“金”曜日だから『マツキン』ですね!」とか、「自分も何かプレミアムなフライデーを過ごしたいっす! 乗るしかないっしょ、このビッグウェーブ!」などと、いろいろ不可解な発言を繰り返す。
病院、付き添おうか?
「コイツ何言ってんだ?」という編集部員の冷たい視線も意に介さず、「プレミアムって言ったらピザですよね! ピザいいなぁ、ピザ! ピザ!」と脈絡のない発言のオンパレード。さらには“金”ピカのまま、夜のとばりの中へと消えていった。
早めの受診をお勧めします・・・
「これは(いろんな意味で)まずい!」と本能的に追いかけてたどり着いたのが、なぜか川崎市のラゾーナ川崎。
「ものすごくピザを感じたんですよ!」と、常人からはおおよそかけ離れた嗅覚で館内のアメリカンレストラン「カリフォルニア・ピザ・キッチン」がプレミアムフライデーの取り組みとして実施している「ビッグサイズピザ完食チャレンジ」にたどり着いた金ピカ君。
目立つので見つけやすいのが唯一の救い
「おいしいピザを頼むよ」というも、相手にされず。フォルムは似ている
いくらオープンキッチンとはいえ、横浜からこのにおいを感じるとはありえない嗅覚
同店の鈴木隆之(すずき・たかゆき)店長によるとアメリカでは250店舗ある同店の味をもっと広めたいという思いから、今回のチャレンジを企画。
キニナル、チャレンジの内容は、オープンキッチンに備えた窯で焼き上げた直径50cmの「マルゲリータピザ」を15分以内で完食できれば無料。その代わり食べきれなかった場合は5000円のお支払いというもの。
同店のピザの通常の2倍の大きさ。デカっ!!!
ちなみに、はまれぽ調べでは宅配ピザ3社のMサイズが平均25cm、Lサイズは平均32cmだった。
「まだかなぁ~。お腹空いたなぁ~。早く食べたいなぁ、ピザ」と、そわそわしていた金ピカ君の前に姿を現したピザ。この大きさにひるむどころか、さらに「すみません、金色のドリンクってないですか?」と厚かましいことこの上ないオーダー。
で、ジンジャーエール。もはや保護色
「あ・・・炭酸にしちゃったんだ・・・」という心配をよそに、さっそくおもむろにチャレンジ開始! と思いきや・・・
「いただきます」。あ、意外と礼儀正しいんだね・・・
総重量1kgオーバーのピザは8ピ-スにカットされている。「後半ペースダウンする可能性を考えて、1ピース平均1分15秒だと、楽勝っすね」と計算だけは早い。食べるのもそのぐらいのペースでいってほしい。
生地がパリパリ! おいしい!! と大絶賛
ところが、衣裳とは異なり、肝心なところで輝きを放てないのが金ピカ君の「中の人」こと、編集部・小島。食べ放題のから揚げ定食の時も言っていたが・・・
「猫舌なんすよ・・・」
で、1ピース食べ終わるのに要した時間が2分13秒。
だから炭酸はやめろと
チーズもトロトロでおいしいんです
「生地に甘味もあるし、味を変えるためのソースもおいしいんです。おいしいんですけど・・・」と言った後、左手の指が不可階に曲がった状態で放った不可解な一言が、この日のハイライト。
「アゴが回らないんです」
どうやら過去にサッカー観戦した際に屋台の串焼き肉を食べた際にアゴが外れて以来、顎関節症を患っているらしいという事実が判明。で、結果・・・
失敗。金ピカがくすんで見える
この日は金ピカ君以外にも8組がチャレンジ。鈴木店長によると、成功者は2組で、そのうちの1人、動画投稿サイト「YouTube」に定期的に動画をアップする某有名ユーチューバーは6分ほどで完食したそうだ。
スポーツインストラクターの男性(右)は22分かかったけど完食
もう一人の成功者である50代の男性会社員は、このチャレンジのために午後に有休を取得したといい、15分ギリギリで成功したそう。
2人ともチャレンジ。左の女性は失敗
同店は3月にメニューを一新するといい、3月以降は引き続きチャレンジメニューなのか、みんなで楽しく食べる形にするのかを模索しながらも、お客さんが楽しめる企画自体は続ける予定。
鈴木店長から「いろいろな楽しみ方があってもいいと思う。ビッグサイズのピザだとしても、おいしく食べられる範囲で楽しんでくださいね」と“金”言をいただいた。
「アゴがね・・・」「痛くなりますねよ・・・」
取材を終えて
週末を長く楽しく過ごすという意味では、上々のスタートを切ったように思えるプレミアムフライデー。
「チャレンジは失敗したけど、時間があるからゆっくり食べられますね」
しかし、今回取材したサービス業では月末金曜日の労働時間が増加したり、プレミアムフライデーを実施する企業・団体でも「時間はできたけど、遊ぶお金がない」といった事態が発生することは十分予想される。
制度の継続や定着には、働き方と給与体系の抜本的な改革や個人消費を拡大させるようマインドにもっていくための経済状況の改善など、行財政面を含めた社会構造の抜本的な解決が不可欠だろう。
「プレミアム」には従来の“高級な”という形容詞のほかに“おまけ・オプション”といった意味もある。「プレミアムフライデーを本当の意味で“プレミアム”に過ごす」ことができるか、今後の国や関連団体の動きに注目したい。
「僕はプレミアムな“金”曜日でしたよ」と30分以上かけて完食した金ピカ君
―終わり―
にっきーさん
2017年07月25日 06時22分
モリカケでミソがついてる政権だけどいろいろやろうと努力してるのはわかるんだけども月末はやめてほしいな、月中に変えてほしい
みうけんさん
2017年03月15日 05時44分
自分は職種から言って、プレミアムフライデ―が始まると週末に客が増えて仕事が忙しくなります。そういう人がいることを政府はどう思っているのかな? そして、プレミアムフライデーの記事なのに、後半はピザを食べるタイツマンの記事になっていることをはまれぽ編集部はどう思っているのかな?
ペテン師さん
2017年03月01日 20時55分
土曜・日曜日を休むために、金曜日は27時(3時)まで働いている人がいるに・・・ 現実を全く無視した、文部科学省的なユトラー思考だ!!