12月18日におこなわれる磯子区補欠選挙、候補者はどんな人?
ココがキニナル!
12月18日に投開票が行われる磯子区の市会の補欠選挙ですが、候補者にはどんな人たちがいるんでしょうか?
はまれぽ調査結果!
12月5日現在、塾講師、学芸員、プロキックボクサー、大手企業出身者と、個性的な4人の立候補予定者が揃っている。
ライター:河野 哲弥
補欠選挙はなぜ行われるのか
横浜市選挙管理委員会は、横浜市議会議員磯子選挙区の補欠選挙について、12月9日告示、18日投開票という日程で実施することを決めた。
同委員会によれば、12月5日の時点で届けを提出している予定者は4人。
この後、告示日の17時まで受け付けを行い、同日の夜、正式な立候補者を発表するとしている。
なぜ補欠選挙が行われるのかといえば、磯子区選出の元市会議員、中尾智一氏の辞職によって生じた欠員を埋めるためである。
同氏は10月、交際していた中国人女性に国内在留資格を取らせる目的で、虚偽の事実を記載した婚姻届を提出・受理させた疑いがあるとして、神奈川県警に逮捕された。
立候補者のポスターが貼られる予定の掲示板
「はまれぽ」では、注目されたこの事件の続報として、磯子区の補欠選挙の現状をお送りしたく思う。
そこで、現在分かっている予定者4人に取材を試みることにした。各候補者のプロフィールと合わせ、今回の補欠選挙について、中尾元市議の起こした事件へのコメントも頂戴している。なお、紹介する順番は回答をいただいた順としている。
また、最終的な候補者は、必ずしもこの4人だけではない可能性のあることをお断りしておく。
正式な発表は12月9日。今回は12月5日時点のものである。
神奈川ネットワーク運動公認候補 永島順子氏
◆プロフィール
宮城県登米市生まれ。
1973年東北大学薬学部入学、1975年埼玉大学教養学部編入学、1977年同卒業。
1995年より河合塾講師、1998年よりフェリス女学院大学職員などを務める。
2009年神奈川ネットワーク運動共同代表、「何だったの?開国博Y150」市民の会事務局などを歴任。
2011年NPO法人ぐるっと(宮城県登米市)副理事長として被災地支援に取り組む。
◆選挙について
私の故郷は宮城県ですが、被災地では今なお多くの被災者が将来に大きな不安を抱えて暮らしています。首都圏でも放射能汚染や災害への対策が急がれ、さまざまな暮らしの課題が山積しています。
しかし、横浜市の現状を見ると、開国博Y150に82億円の補助金を拠出し、新市庁舎には1500億円の事業費が見込まれています。最近では、サッカーの親善試合などが組み込まれた横浜市議の海外視察が問題になりました。
税金の使いみちは優先順位をしっかり考える必要があります。現場や地域の方々と話し合いを重ねながら、税金のムダを省き、ハコモノ・イベントから生活中心の政治に変えます。
◆中尾元市議の事件について
一議員の私的な問題として片付けられるものではなく、大政党や企業団体をバックにして選挙さえ通れば、後4年間、高い報酬をもらってルーティーンの仕事をこなしていればいいという、職業議員の緊張感のなさ、慢心、奢りが引き起こした事件であると考えます。また女性の人権侵害であり、納税者、有権者として、さらに女性として大きな怒りを覚えます。
民主党公認候補 深田 独氏
◆プロフィール
1960年2月3日神奈川県生まれ、現在51歳。
1986年慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了、1988年から横浜美術館学芸員、1998年から神奈川大学非常勤講師を経て2009年から中林美恵子衆議院議員政策担当秘書として活動。
◆選挙について
国から県へ、県から市へ、そして横浜市から磯子区へ。権限・財源・人的資源の委譲を進めて、磯子区のことは区民が決めていく。
区民参加の事業仕分けによって、磯子区に必要な行政サービスや、文化・スポーツの催事・活動拠点づくりを実現していく。より暮らしやすいまちをつくる主役は地域住民の皆様です。
政治家の仕事は、快適で楽しく暮らせるまちをつくるために、そして災害や犯罪から暮らしを守るために、地域住民の皆様のまちづくりをお手伝いすることだと考えています。
◆中尾元市議の事件について
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