2020年の東京オリンピックに向けて来日する外国人と話す機会もあろうかと、英会話を勉強している人は多いのではないだろうか。そう、国を挙げての外国人誘致が進む日本は、今や「空前絶後の英会話ブーム」と言っても過言ではない。そんな中、怪しい場所にもかかわらず、謎の英会話関連のスポットが多いという「キニナル投稿」が届いた。

しかも調べてみたらディープな黄金町の中でも、最もディープかと思われるバーだというのだ。

本当に黄金町で英会話の勉強が盛んなのか（失礼）？特に飲み屋だと盛り上がっちゃって英会話どころじゃなくなると思うが、お酒を楽しみながら英語を身につけられるのであれば最高じゃないか！
「お酒大好きはまれぽライター」こと、わたし・・・濱（はま）は、英会話の勉強を建前として、お酒が飲める機会が増えたことに心を躍らせながら現場へ向かった。

京浜急行線黄金町駅で下車をすると、どことなくノスタルジックな雰囲気の街並みが広がる。駅から川沿いを歩くこと約1分。なにやらキラキラした電飾が目立つ一角を発見。
　

落ち着いた並びに突然キラキラした一角が！

　
この隣り合う２つの店「BILL’S THE TREEHOUSE 　英会話STUDIO＆CAFÉ」と「NIGHT FIRE2」こそ、英会話で盛り上がる人達が集うバーだという。
　

黄金町の英会話バーの先駆け「BILL’S THE TREEHOUSE」

　
「BILL’S THE TREEHOUSE　英会話STUDIO＆CAFÉ」は黄金町でカフェ＆バースタイルの英会話スクール始めた先駆けの店とのこと。この日も店を覗くと生徒さんらしき人がお店にいた。手ごろな価格でマンツーマンの英会話レッスンが受けられると、とても人気があるようだ。・・・カフェ＆バーなのに。
　
　
　

いざ、英会話サークルを体験！

右隣のバー「The outsiders」も英語OK！つまり並び3軒が英会話の熱いバーだ

　
今回は3軒並ぶ英会話が熱いとされるバーの真ん中「NIGHT FIRE2」に突入し、英会話レッスンを体験してみた。
お恥ずかしながらわたしは英語をまともに勉強したのは大学受験が最後。それから長い時間が経過していることから、今となっては「This is a penは理解できます」というレベルである。小学生レベルだね！・・・そんな濱は授業についていくことができるのだろうか！？
　

和気あいあいとした雰囲気でスタンバイ

　
本日集まった生徒は男性5名、女性2名の合計7名。授業が始まる前にレッスン料の500円を先生に手渡す。常連さんが多いようで、わいわいとした雰囲気で準備が進む。中には「ビール1杯ちょうだいっ！」という人もチラホラ。これぞバーで開催しているレッスンを受ける醍醐味。教科書を開いて、デスクに座ってという英会話教室は思わず身構えてしまうが、これはイイ！お酒好きな人にはたまらない環境だ。もちろん、わたしも。
　

英語で会話を楽しむことをモットーにしゃべりまくる生徒さんたち

　
午後5時になったと同時に授業がスタート。先生がバーの中に入り、生徒一人ひとりに「こんばんは！今日は何をしていたの？（英語）」と挨拶を始める。流暢な英語で受け答えをする生徒さんを目の当たりにして「ヤバイ、思いのほかレベル高い・・・」と表面上は静かに、心の中はパニックレベルに焦る間に・・・

じゅ、順番が巡ってきてしまった～！

しどろもどろになりながらも、周りの生徒さんがサポートしてくれて、何とか答える。ありがとう・・・皆さん。

挨拶が一通り終わったら、今回は生徒さんの一人に「今日は映画を見ていたよ！（英語）」という人がいたので、それぞれどんな映画が好きかを話す。またその話題から飛び火して、様々な話題を英語で話していく授業は、勉強と言うには楽しすぎる！
60分のレッスンが終わる頃には、始まったときの緊張感はまったくなくなっていた。すっかり打ち解けたわたしは、つたない英語でコミュニケーションが取れるようになっていたのだ。

レッスンが終わった後は先生を含めたブレイクタイム。
　

レッスン後のこの時間が楽しいのよね

　
お酒を飲みながら各自自由に過ごす。もちろん時間がなければ帰ってもよいし、飲み続けても良い。ただしこの時も先生とコミュニケーションを取る時は英語。実践型なので自然な英会話を学びたい人にとっては嬉しいボーナスタイムとも言える。

「NIGHT FIRE2」で教鞭を奮うブリタニー先生は、アメリカ合衆国オハイオ州出身。
　

生徒さん達から圧倒的な支持を受けるブリタニー先生。かわいい！

　
日本人の友達がいたことで日本の文化に興味を持ち、来日した。大学で教育について学んだこともあり、「教え方が本当にうまくて、わかりやすい。何より授業が楽しい！」と生徒さん達からの信頼は絶大だ。たしかにそれはライター・濱も感じていたが、ブリタニー先生の魅力はそれだけではないだろう。
「こんなに美人で気さくな先生がいたら、そりゃファンになるよなぁ」と思いながら2杯目のグラスを空けた。