「野々家」駅から徒歩16分でも行列!寿々㐂家で3年修業した店主が大倉山に開いた家系ラーメン店

ココがキニナル!
大倉山の「野々家」は、駅から離れた場所にありながら、行列ができる家系ラーメン店らしい。どの店の流れをくんでいて、店主はどんな人なの?
ライター:admin
はまれぽの「家系ラーメン家系図」に、新しい店が加わった。2025年8月に大倉山で開店した「らーめん 野々家」だ。店主は寿々㐂家の上星川本店で修業し、それ以前はまったく別の業界でエンジニアをしていたのだという。さっそく話を聞きに行ってきた。
雨の平日でもお客さんでいっぱいの「野々家」に到着

赤い看板が目印。店先には、待つ人のための丸椅子が並ぶ
店があるのは、駅前から離れた太尾南公園の近く。大倉山駅からは歩いて16分ほどで、新横浜駅からバスで「太尾南公園」まで行くこともできる。店の前に駐車場があるほか、提携の有料駐車場も2か所ある。
訪れたのは雨の降る月曜日、14時30分ごろ。昼の営業が終わる時間だというのに、店内はお客さんでいっぱいだった。「今日は雨だから少ないかなと思ったんですけど」と店主の野々山さん。

営業は11時〜14時30分と17時30分〜20時。休みは毎週木曜と隔週水曜

先に券売機で食券を買ってから並ぶ。水はセルフサービス

カウンターのみの10席。厨房がよく見える
店主・野々山さんは寿々㐂家の出身
店名の「野々家」は、店主・野々山さんの名字から。修業先は、はまれぽでも2013年に取材した寿々㐂家の上星川本店だ。
期間を聞くと、「2021年の1月の頭から、2023年の12月末」。ちょうどジャスト3年で、ほかに修業した店はないという。
当時の店長は、林さん。はまれぽの2013年の記事に登場した林知幸店長と同じ方かと確かめると、「はい、そうです」と返ってきた。その林さんも、2026年8月に反町で「林家」を開いている。
寿々㐂家といえば、家系図では本牧家の下に入る一軒。というわけで、野々家は寿々㐂家の下に加えさせてもらった。

家系図(野々家が加わったところ)
元エンジニアが「やって後悔」を選ぶまで
実は野々山さん、修業に入る前はまったく別の仕事をしていた。エアコンや冷蔵庫といった冷凍機が専門の、電気機械のエンジニアだ。
一方でラーメンが好きで、食べ歩きを続けていた。六角家や寿々㐂家といった名店が大好きで、いつかは自分でもやってみたいと思っていたという。
転機は、食べに行った先で見かけた張り紙。「それを見て、チャンスはこの時しかないなと」。
「ダメだったらダメで、諦めがつくじゃないですか。やらない後悔より、やって後悔しようかという感じです」
大倉山を選んだのは、もともと夫婦2人でこじんまりとやるつもりだったから。駅前や繁華街でやるつもりは一切なく、ひっそりと小規模でできる場所を探していたところ、ちょうどここが見つかった。

カウンター越しに見える厨房
寿々㐂家の味を「ちょっとだけ濃く」
受け継いだ味と変えたところを聞くと、「寿々㐂家のラーメンをちょっとだけ濃くしたかったんですよ、僕は。アレンジと言ったら、そこぐらいですかね」。
もともと大好きな味だからこそ、もう少し豚骨を強くしてみたかったのだという。
麺は、いろいろな麺を試すなかで選んだ大橋製麺。決め手は香りで、「小麦の香りというか、食べていて香りが広がってくるので」。サンプルをもらっては試作を繰り返したそうだ。

厨房の奥に積まれた大橋製麺の麺箱
いざ実食!

らーめん並(1000円)
注文したのは、基本の「らーめん」の並(1000円)。チャーシューに、ほうれん草と海苔3枚がのる。お好みは、野々山さんがすすめる「全部普通」で頼んだ。

濃厚なスープをレンゲで
まずはスープから。野々山さんの言葉どおり、豚骨がしっかりと濃厚だ。鶏油の甘い香りがふわっと立ち、豚骨と醤油のバランスもいい。

大橋製麺の平打ち気味の中太麺をリフト!

チャーシューは柔らかくホロホロ
麺は平打ち気味の中太で、家系でよく見る太めのストレート麺とは少し違う表情だ。チャーシューは柔らかく、ほろりとほどける。

お好みの案内と『おすすめの食べ方』の貼り紙。駐車証明書で提携駐車場の無料チケットかトッピング1点と交換もできる

卓上には、にんにく・辛味・生姜が並ぶ
初めての人へのおすすめを聞くと、「お客さんの好きなように食べていただくのが一番」としたうえで、「全部普通が、一番僕のジャストな形です」。
一方、常連には麺を少し柔らかめにする人が多いかもしれないとのこと。大橋製麺さん自身も、少し柔らかめがいちばんおいしいと話しているそうだ。
店内の貼り紙のおすすめは、スープをたっぷり吸わせた海苔でごはんを巻く食べ方。豆板醤やニンニクをごはんに塗ったり、たくあんを巻いたりするのもいいと書かれていた。
常連さんからは「列が長すぎて行けない」の声も
開店から約1年3か月。TRYラーメン大賞やYouTuberに紹介されるたびに、お客さんは少しずつ増えてきたという。「TRYラーメン大賞」では新店部門(とんこつ)に掲載された。野々山さんは「うれしかったです」と話す。
その分、悩みもある。常連さんから「列が長すぎて、もう行けないよ」と言われることもあるのだそうだ。
雨の平日の夜は比較的空いているとのことなので、並びたくない人は狙ってみるといいかもしれない。ただし、今回のように雨でも途切れないことはあるのでご注意を。

麺を茹でる野々山さん
取材を終えて
「やらない後悔より、やって後悔」で飛び込んだラーメンの世界。大好きな寿々㐂家の味を少しだけ濃くした一杯に、大倉山の店で列ができている。営業時間は短めなので、行くなら時間に余裕をもって出かけたい。
店舗情報
- 店名: らーめん 野々家
- 住所: 横浜市港北区大倉山4-39-1 ロイヤルマンション大倉山
- 営業時間: 11:00〜14:30/17:30〜20:00(ラストオーダーは14:30・20:00)
- 定休日: 毎週木曜・隔週水曜(公式Xで案内)
- 席数: カウンター10席
- 駐車場: 店の前のほか、提携の有料駐車場2か所
- 公式X: @ramen_nonoya
- 前へ
- 1
- 次へ





面白かった
面白くなかった
コメントする













